歯科医師って普通の歯科医と歯学博士がいますが、どういう差があるんですか？

Question

歯科医師って普通の歯科医と歯学博士がいますが、どういう差があるんですか？普通の歯科医師だと何の認定医や専門医でもない歯科医師がいますが、
歯学博士で認定医や専門医の資格を持ってる歯科医師とはどういう治療の差が出るんでしょうか？

Answer 1

歯科医師って普通の歯科医と歯学博士がいますが、どういう差があるんですか？
普通の歯科医師だと何の認定医や専門医でもない歯科医師がいますが、
歯学博士で認定医や専門医の資格を持ってる歯科医師とはどういう治療の差が出るんでしょうか？

歯学博士、現在だと博士（歯学）という博士号についてですが、
まずこれは博士論文を書いて提出して、博士号に値すると大学に認められた人です。
そのために大学院に4年間行った課程博士か、論文をいろいろと書いて認められた論文博士か
というのがありますが、いずれにせよ、基本的には研究を行なったことのある人です。
それが治療と直接的につながりのある人もいれば、ネズミなどの動物実験や、
細胞培養や、材料をいろいろ研究したりと分野は様々です。

で、基本的には大学院に進学して取得するので、その講座（口腔外科や入れ歯などの補綴科といった専門の科）で多少なりとも専門的に研鑽を積みます。
それゆえ、一般的な歯医者さんよりは、その分野については詳しくなります。
また、口腔外科での悪性腫瘍の手術や、矯正歯科、歯科麻酔科の全身麻酔など、
そういった技術は、それぞれの大学院に進学して勉強してないとなかなかできないです。

ただし、学位というのは研究の成果の話になりますので、
全く治療しなくても取れます。それゆえ、基本的には学位があるからどうのこうのはあまり関係ありません。
街の歯医者さんにも上手い人がいれば、大学にとんでもない人もいるっていうことです。

認定医、専門医もピンキリですが、少なくとも学位よりは目安にはなりやすいです。
矯正なんかは博士号取った後に、認定医となることが多いですし。
いずれにせよ、全く何もない人よりは、認定医などある人の方が少なくともその分野については何かしらの経験があるということですね。

長々と書きましたがざっくりとしては、学術・研究的な面が歯学博士、臨床・治療面が認定医や専門医ってな感じです。