精神障害手帳取得について 精神障害手帳を取得しようとしている24才男です。 知恵袋みる限りでは、メリットないからや…

Question

精神障害手帳取得について
精神障害手帳を取得しようとしている24才男です。
知恵袋みる限りでは、メリットないからやめたほうがいいとの意見がいっぱいありますが、障害隠して就職したら企業に迷惑がかかると思います。
実際の実情を教えてください。

Answer 1

基本的に、デメリットはありません。強いていえば、
●手帳の申請には医師の診断書が必要であり、費用がかかる事。
●医師に診断書を書いてもらうには、初診日から半年間の時間がかかり、定期的に受診しなければいけないため、医療費がかかる事。
●申請は医療機関で行うことができず、いちいち役場に行かなければいけない事
●有効期間があり、定期的に手帳の更新をしなければいけない事（医師の診断書必要）

くらいです。
そもそも障害者手帳というのは、「自分には障害があるんだ」という事の証明書です。取得しようが、外部に見せなければ問題はありません。

メリットとしては
●数は少ないでしょうけど、何らかの施設で割引の対象となる事

です。

仕事については、障害者枠での就職が有利となる事がメリット。
障害者枠での応募は、障害がある人のみであり、健常者では応募そのものが不可能です。なので、本来は障害者枠での就職は【障害者手帳】は無関係です。ただ、手帳が無かった場合、「自分には障害があるんだ」という証明が出来ない訳です。
障害者の雇用については、雇用率という問題があります。
【企業は、全従業員の2％は障害者を雇用しなさい】
という決まり事がそうです。
それに達していない場合、国への罰金が発生します。とはいえ、比較的小規模の会社は罰金の対象外のようですけど。

障害者を雇用しない場合、罰金が発生する。それなら、障害者を雇って罰金から逃れた方が良い。という心理から、障害者枠の求人も僅かですが昔よりは増えています。
障害者手帳が無いという事は
「自分には障害があるんだ」という証明が出来ない＝雇用率に反映されない

という事を意味します。罰金逃れが出来ない訳です。

「障害がある。それは解った。だけど君は手帳を持っていない。雇用率に反映されない。罰金から逃れる事ができない。そんな君より、手帳を持っている人を雇えば、罰金から逃れる事ができる。だから手帳のない人はいらない」

という結果になるんです。
勿論、雇用率だとか手帳だとか。そういう事柄を問わず、障害者を雇う企業もありますが、ごく僅かです。期待しない方が良いです。

また
障害を隠して就職した場合。
当然ながら一般雇用となります。障害者枠の仕事と比較し、非常に就職はしやすいし、給料面でも、障害者枠の仕事より恵まれています。だけど、terry_njabeeさんが心配している通り、会社に迷惑がかかり退職に追い込まれる場合は非常に多いです。

一方。
手帳を取得し障害者枠での仕事を探そうとした場合。
一般職と比較し、職に就くのは困難を極めます。もし就いたとしても、給料は非常に安いです。また、正社員求人は非常に少なく、殆どの場合、雇用期間に定めがあります。

terry_njabeeさんには絶望を与えてしまうかもしれません。だけど
＜＜実際の実情を教えてください。
との事なので・・・。

2年前の12月。ハローワークで検索しました。（以下の数字は僕の住んでいる県内です）
検索条件・・・年齢：30歳。雇用形態：正社員
●一般求人だと、約６０００件の求人が検索できました。
●障害者求人だと、たったの４件しか検索できませんでした。

障害者求人で、雇用形態を正社員＋パートにすると、約３０件の求人が検索されました。単純計算、２６件のパート求人があります。尚且つ、２６件のパート求人の内、２５件は雇用期間に定めがあり、全ての求人が１年以内に強制退職となるものでした。

また、給料についても、１３万あれば飛びつくという現状です。

どうです？terry_njabeeさんはどう感じましたか？
僕も精神障害手帳を持っている立場なのですが、僕にとっては【地獄】以外の何でもない状況でした。

もっとも・・・。この現状は２年前であり、当時から比べると、雇用率も若干上がっているので、求人数は以前よりは多くなっていると思います。

Answer 2

お答えいたします。私も手帳取得、年金取得を考えた時期がありまして知識があります。

手帳のみについて説明します。手帳を取得したい場合、まず主治医に相談します。主治医が「無理」と言ったらその時点でアウト。取得できません。主治医が渋々でも納得してくれたら、手帳発行のための診断書を書いてもらいます。診断書代が5000～10000円です。
手帳を申請して審査があります。そこで障害手帳として何級が相当するか判断されます。そしてもし障害等級がつかなければ手帳は発行されませんが、主治医が診断書を書くぐらいの人はたいてい発行されます。

手帳のメリットは優遇措置サービス。これは自治体によって差があるので、取得の際説明を受けてください。ネットで確認できるところもあります。
でも、それらは診断書代と比べるとたいしたメリットにはなりません。
一番のメリットが書かれてあるように働きたい時に障害者枠で採用されるということです。現在企業に障害者雇用をせよという法律があります。なので、企業は何名かは障害者を雇わなければなりません。あまり待遇面は一般枠より良くないんですが、それでも採用率がいいのです。

もちろん手帳を所持していても一般求人に応募できます。しかし、これも質問文に書かれているように採用された後に障害を申告したら問題になります。絶対に障害がバレないような状態であれば問題はありません。
でも、普通、障害手帳を取るぐらいの人が一般求人で採用されて支障なく働けることはないんじゃないかと思います。

障害枠での雇用は正社員とほぼ同じ待遇で、その割に仕事の負担が小さいです。もちろん障害者だという偏見の目で見られてしまいますが、それは覚悟しなければなりません。

このぐらいでよろしいでしょうか？ まだ足りないことがありましたら尋ねてください。

Answer 3

メリット…職場の理解が得られるなら、働きやすくなる。
デメリット…オープン就労の場合、就職先が限られる。（採用枠が少ない）

どちらを選ばれるかは質問主さん次第です。