解決済み
社員が次々辞めていく....私はここに居るべきなのか。 新卒でIT企業に入社した♀です。入社して1週間とちょっとですが、実力ある社員が次々と辞めていくことに不安を覚えています。 というのも、最近法改正でうちの商材にダメージがあったからのようです。 社内の雰囲気は明るく、ベンチャーらしく綺麗な職場ですが、サビ残している社員も多く見受けられます。 しかし、さすがに入社したばかりで何のスキルも無いのに転職活動することも躊躇われます。 都内で一人暮らしなので、家賃も高く、もし会社が倒産するようなことがあれば、生活していけません。 私は転職活動を考えるべきでしょうか?
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1955年、鹿児島大学工学部を卒業した稲盛は、京都にある碍子会社「松風工業」に入社。入社してみれば、入った会社は、当時すでに銀行管理同然のひどい状況。おまけにオーナー一族が内輪もめをしていて労働争議も頻発。入った寮が、これまたひどいあばら家。一緒に入社した同期5人揃って、「こんな会社早く辞めよう」と言いあうような始末だった。 そして入社した年の秋には、同期もほとんど辞めてしまう。残ったのは、稲盛を合わせて2人。しかし、もう一人の同期も、自衛隊の幹部候補学校に入学。稲盛は転職かなわず、たった一人取り残される。しかし、進退窮まって、かえって吹っ切れた。 「もうこうなったら、不平不満を言っても仕方ない。ここは気持ちを入れ替えて、徹底的に研究に没頭しよう」。そう決意した稲盛は、研究室にふとんや鍋を持ち込み、朝から深夜まで研究に没頭。すると意外なことに、素晴らしい研究成果が出るようになった。 やがて、仕事が認められた稲盛は主任に昇格。しかし、主任に昇格して3ヶ月目、突然破局がやってきた。開発責任者として悪戦苦闘していた稲盛に、新任の技術部長が、「君の能力では無理だな。ほかの者にやらせるから手を引け」と引導を手渡したのだ。外部から来た新任の技術部長のその言葉に、稲盛の頭の血が逆流した。「あなたこそニューセラミックスが分かるのか。無理というのであれば会社を辞めます」と辞表を叩きつける。 そうすると今度は、辞めることを聞いた部下達が、「一緒に自分達も会社を辞めてついていきます」と言いだす。前任の上司だった青山まで、「よし、なんとか金を集めて会社をつくろう。稲盛君の上に人を置いたらいかんのや」と大声を張り上げた。青山には当てがあった。大学の同窓の友人、京都の配電メーカー、宮木電機製作所の西枝専務と交川常務の二人だった。 青山は、稲盛を連れて西枝専務の自宅を訪れ、これまでの経緯を説明して出資を頼んだ。しかし、交川常務は「お前、アホか」と青山を一喝。「この稲盛君がどれほど優秀かしらんが、26、7の若造になにができる」。しかし青山はひるまなかった。「稲盛君の情熱は並外れている。必ず大成する」交川も言い返す。「情熱だけでは事業は成功するのか」。稲盛も負けずに「将来きっとニューセラミックスの時代がやってくる」と必死に訴えた。二人は何度も出かけて頭を下げた。そしてついに出資を得ることに成功。 西枝は、「支援するとなったら、とことん面倒をみる」といって、銀行借り入れの際、自宅を抵当に入れた。この時、西枝は妻に「この家を取られるかも知れんぞ」と断ると、「男が男に惚れたのですから、私はかまいませんよ」と返されたという。 こうして、1959年、わずか28名のメンバーで京セラは連結売上高は一兆円超、従業員数約6万人を擁するまでのグローバル企業になった。50年前、小さな町工場だった京セラを一躍、世界の京セラへと育て上げた稲盛和夫。その後、NTT独占だった日本の通信業界に風穴をあけるべく創業したDDI(KDDI)も現在は売上3.5兆円規模の企業となっている。その情熱は、戦後の日本経済が生み出した奇跡である。
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