解決済み
FANUCのNCプログラムについて教えてください 今までオークマのマシニングセンターを使用してきましたが、転職することになり、 次の勤務先ではFANUCを使用ということでした。そこで以下のOSPプログラムがFANUCだとどうなるのか教えてください お手数ですが変換していただけると助かります **************** N1(穴あけプログラムが知りたいです) G15H1 G71Z50 NCYL G83R3I2J6Z-20S500F50M53(FANUCでQの他にI、Jのようなステップでもできますか?) CALL OH1 CALL OH2 G80 M0 N2(モードインの代わりとその使い方が知りたいです) G15H1 G0Z100 S300M3 MODIN O1 CALL OH2 MODOUT M0 M02 OH1(ボルトホールの代わりとその使い方が知りたいです) BHC X0Y0I50K4J0 RTS OH2(アークの代わりとその使い方が知りたいです) ARC X0Y0I100Q0Q40K2J30 RTS O1 G0Z5 G1Z0F50 G91 G1G41X15D1F100 CALL OA1 Q5 G3I-15 G1G40X-15 G90 G0Z100 RTS OA1 G3I-15Z-1 RTS **ここまで** 切削条件、動きは適当に作りましたのであまり気にしないでください あとザグリ加工時G83でドウェル入れて加工していましたが ファナックだとG83では入れられないと書いてありました ファナックでのザグリ加工はどのようにしているかも知りたいです 10数年この書き方でプログラムして慣れてしまっているので なるべくあまり劇的には変わらずに同じ加工ができるようだと助かります マクロを使えばできるというところもあるのでしょうが 不慣れなうちはマクロは使わずに加工しようと思ってます それともファナックだと絶対に必要なのでしょうか? (すみません無知なもので・・・) その他にも知っておいたほうが良いという事ありましたら 何でもお願いいたします 長文失礼しました よろしくお願いいたします
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文字数が多いので読みづらいと思いますがご勘弁ください。 固定サイクル 固定サイクルの種類(G73 G83 G76など)の指定は基本的にOSPと変わりありません。 N1 (シーケンスNoはそのまま使えます) G15H1 → G54(ワークオフセット番号はG54~G59と拡張オプション付きでG54.1P1~P200くらいまで) G71Z50 → イニシャル点の設定は必要ありません。固定サイクル読み込み時の高さがイニシャル点になります。 M03S500 OSPと違い、固定サイクルにおいて自動で回転してくれません(リジットタップ=同期タップ以外)。 事前に回転指令を入れるのを忘れないで。リジットタップの場合、M03の代わりにM29を指令します NCYL G83R3I2J2Z-20S500F50M53 → G98G83R3.Q2.Z-20.F50.L0(K0) IJ指令のような動作は出来ずQ指令のみです。 冒頭のG98はイニシャル点復帰指令になりモーダルです。 機械パラメータで初期状態をG98かG99(R点復帰)どちらかに設定されてますので普段は省いても大丈夫です。 ブロック末のL0はNCYLと同じ指令です。FANUCバージョンによってはK0で指定する場合あり。モーダルですがリセットで飛びますので毎回入れる方が良いと思います。また固定サイクル中に別の固定サイクルを指令したり、Z点、R点を変更する場合もそのブロックにL0を入れてください。OSPではZ点、R点の変更ではNCYLを必要ありませんでしたので忘れがちになると思います。 STMG指令以外のアドレスの数値は機械パラメータの初期状態では0.001単位となっていますので、小数点をつけるようにしてください。 小数点を省略しますと1は0.001、10は0.01となります。 ちなみに0.001としましたが、1/10000の座標指令が出来る機械では1は0.0001として扱われますので注意してください。 CALL OH1 → M98P1 CALLの代わりにM98でサブプログラムを呼び出します。 プログラムナンバーはP○○(=O○○を呼び出す)で指定します。 FANUCのプログラムナンバーはO+4桁までの数字となります(バージョンによっては5桁6桁まで)。 O1=O01=O001=O0001すべて同じ扱いになりますので、O1のプログラムをM98P0001でも呼び出せます。逆もまたしかり。 またバージョンによってはプログラム名という概念があり、O+数字以外の文字列をプログラム名として指定できます(スペースキーは不可)。 その場合のサブプログラム呼び出しはM98<文字列>(プログラム名を<>で挟む)となります。 ただし編集するプログラムを呼び出すときに文字列を打つのが面倒になるので長いプログラム名の使用はお勧めしません G80 M0 → FANUCも同じです。 モードイン(軸移動呼び出し) MODIN O1 → G66P1 CALL OH2 → M98P2(プログラムナンバーとしてOH2は使用できない。あるいはプログラム名としてならM98<OH2>) MODOUT → G67 OH1(ボルトホールの代わりとその使い方が知りたいです) BHC X0Y0I50K4J0 RTS OH2(アークの代わりとその使い方が知りたいです) ARC X0Y0I100Q0Q40K2J30 RTS 上記2点に関してですが、FANUCはOSPのようなニーモニックコードを持っていませんので、 例のようなボルトホールサークルなどや領域切削などはカスタムマクロを組む必要があります。 アークはFANUCの座標回転の利用も考えられますが、どちらもよく理解しなければいけないのでここでは説明は省かせていただきます。 慣れるまでは1穴ずつ座標を計算したほうがよろしいかと。 座ぐりには固定サイクルG82を使用してください。ドウェル量はPで指定します。 上でも書きましたが機械パラメータが初期状態なら小数点無しは0.001として扱われますので1秒止めたかったらP1000としてください。 (アドレスPに小数点は使用できません) その他 固定サイクルキャンセルG80で回転が止まらない。 工具長補正はG43です。 原点復帰というものが存在します。 またソフトリミット、機械リミットがあります。 ソフトリミットを切るとリセットボタンで復帰する必要があり、機械リミットを切ると油圧が落ちます。 FANUCではプログラムをプログラムナンバー(プログラム名)ごとに管理しています。 OSPのようにファイル(○○.MIN)ごとの管理ではないので、同じプログラムナンバーのプログラムを機械に入れることは出来ません。 違うナンバーにするかプログラムを入れ替えるかしてください。 新しいバージョンではフォルダ管理が出来ますが、同一フォルダ内ではやはり同じナンバーは使用できません。 自動運転、編集、手動運転、MDIの各モードはシームレスに切り替えられます。 自動運転中でもシングルブロックストップなどで止めておけば、各モードが使用できます。 加工中のプログラムをダイレクトに編集できます。編集後、保存→読み込みの必要がありません。 自動運転中に気付いたプログラムミスも運転をリセットせずに編集できます(例外 先読みにてすでに読み込まれているブロックは編集によって書き換えても動きには反映されませんのでリセットしてください) 自動運転の途中でもMDIで回転数や送り速度を変えられます(ただし、ブロック実行中は不可。シングルブロックストップで止まってからなら可) 手動割り込み、パルスハンドル重畳はありません。一時停止中にハンドルモードに切り替えれば使用できます。移動した分は現在座標に反映されます。 FANUCは古いバージョンだと原点や工具補正の設定に演算機能がありません。 その場合、電卓を叩いてください。 その他にもいろいろ違いがあるとは思いますが、使いながら覚えていってください。 新しい職場でもがんばってください。
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