日本語教師になりたくて、養成講座の説明会に行ったり、資料を取り寄せたりしています。説明会に行った際に、「今、日本語教師が…

Question

日本語教師になりたくて、養成講座の説明会に行ったり、資料を取り寄せたりしています。説明会に行った際に、「今、日本語教師が足りない。今、教師になれば、最初から授業も多く担当できる」と言われました。日本語学校の現状に詳しい方、この情報は本当なのでしょうか。まだ日本語教師の資格もないのに、日本語学校に聞きに行くのも失礼かと思い、こちらに質問させていただきました。もし、本当であれば、仕事を辞めてでも飛び込んでみたい世界です。

Answer 1

現役日本語教師(教師歴3年)です。

ご指摘の通り今は留学生の数が非常に増えています。
私の勤務している学校も定員を増やす申請をするそうです。

学生数の増減については、他の方が書かれていますので、私からは他の点について。

質問者さんの仰る通り、学校側は多くのコマ数を担当できる教師を求めています。
しかし、教師の仕事は学校で授業をするだけではありません。
授業準備や宿題・テストの採点、レベルが高いクラスなら進学指導(願書チェックや面接練習等)もあります。
特に授業準備は、非常に時間がかかります。
教師になりたてなら、一日で作れれば早い方です。
私は最初の半年間は準備だけで一日半から二日かかりました。

更にそこに宿題やテストの採点が加わります。

ちなみに授業時間以外の準備や採点は給料に反映されないところがほとんどだと思います。

ですので、最初から多くのクラスを担当するのは、あまりお勧めできないし、現実的ではないと思います。

最初は週に一回か二回から始めて、徐々に増やして行くと良いでしょう。

色々と大変ですが、非常にやりがいのある仕事だと思います。
学生の成長が何よりの報酬ですね。
初級クラスでひらがなさえ分からなかった学生に、数学期後、上のレベルのクラスで再会した時は本当に嬉しいです。

また授業最終日に「また◯◯先生のクラスが良いです」と言ってくれる留学生もいます。
教師にとっては最大の誉め言葉だと思います。

このように、日本語教師は大変ですがやりがいもある仕事です。

参考になったでしょうか。

Answer 2

現在、東京にある日本語学校（千駄ヶ谷日本語学校）で働いています。私の働く学校も常に教師不足です。ですので、毎日授業を担当しています。

また、千駄ヶ谷では私が新人講師（今から8年ほど前）の時は、週に4時間ほどからスタートしましたが、今の新人講師は望めば始めから10時間から14時間担当している先生もいます。

確かに授業準備は大変です。ですが、前に回答された方もおっしゃていますが、学校で学生に会った瞬間や、学生からかけられる言葉でその大変さは忘れます。

お金の面は苦労する方もいるかもしれませんが、今の状態では食べていけないこともないと思います。

Answer 3

他の回答者の投稿を読ませていただきましたが、それぞれ
参考になる点があるので、合わせてお読みください。

「仕事を辞めてでも」というところが気になります。

日本語教師の大多数は、町の「日本語教室」のボランティアです。

人数としては圧倒的マジョリティです。

次は、民間日本語学校で、貴殿が書いておられる今、特に
人手が不足しているところです。

ただここで働いている人もほとんど非常勤で、
結婚していて、配偶者の扶養以内の給与で働こうという方が
多いです。

つまり日本語教師だけで食っていこうという人は少数派ということです。

今の仕事が安定していて、それなりの給与をもらっているなら
非常に大きな決断となりますよ。

Answer 4

日本語学校は今人手不足です。中国、ベトナム、ネパールの留学生が増えました。入国管理局のさじ加減で増えました。しばしば留学生の増減があります。このため、留学生の増減で日本語学校は一喜一憂します。日本語教師は仕事が増えたり、減ったりと不安定です。今は増えているというだけで、この先留学生が減ることもあるでしょう。

とてもやりがいのある職業なので、収入はさておき仕事そのものは素晴らしい仕事だと思います。日本語学校に勤める場合、おそらく年収は300万前後です。20代でも50代でも…です。それでも良ければですね。

一流の日本語教師を目指すなら、日本語教育能力検定合格は当たり前だと考えてください。今は大学院修了者も多いですから。