解決済み
東京学芸大学について質問があります。 高校の国語教師を目指している高校二年生です。東京学芸で国語に関する学部学科は初等国語と中等国語の2つで、初等はおそらく小学校ですから中等国語を受験し、合格すれば第一種教員免許を取得できるカリキュラムを受けられるという認識でよろしいのでしょうか。 今まで誰にも指摘されなかったのですが、あるとき「なぜ高校教員を目指していて学芸大学の中等国語なんでしょうか?中学教員を目指すコースです。高校教員なら目指すべきは文学部の国文科だと思いますよ。」と言われ混乱しています。 確かに国語を専攻していれば、大学のカリキュラムの中で免許を取らずに別試験で免許取得できるというのは知っていますが、学芸大学の中等国語の学科では第一種教員免許は取れないのでしょうか。 教えて下さいお願いします。
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法律(学校教育法)の区分では、初等教育は小学校での教育を指しますが、中等教育は中学校と高校の両方の教育を指します。高等教育は大学・短大や高等専門学校(高専)で行われる教育を指します。 学芸大学の「初等教育教員養成課程」は、主には小学校の教員養成を目的にしており、小学校教諭1種免許の取得が卒業要件になっています(幼児教育選修だけは幼稚園の教員養成を目的に幼稚園教諭1種免許の取得は卒業要件)。たとえば、初等・国語選修の場合、卒業要件とは別に必要な単位を修得すれば、中学・高校の国語免許(1種)を取得することも可能です。 http://www.u-gakugei.ac.jp/03gakubu/pdf/license_12_09.pdf 学芸大学の「中等教育教員養成課程」は、中学校と高等学校および中等教育学校の教員養成を主目的としており、中学校教諭1種免許、高校教諭1種免許の両方の所得が卒業要件になっています。高校教師をめざして学芸大学の中等教育教員養成課程に進学することは、けっしておかしいことではありません。 よく高校教師をめざすなら、教科の専門性をより身につけやすい専門の学部学科(国語なら国文科)に進んだ方が良いと言われますが、その考えには一理あるものの、学芸大学のように初等教育教員養成課程と中等教育教員養成課程が別に設置されている大学で中等教育教員養成課程に進学するのであれば、教科に関わる学問分野の教育研究のレベルはけっして低くありませんし、国文科の学生が卒業単位とは別に教職課程で「教職に関わる科目」を履修しなければならない分、教育学部においても卒業単位を上回って専門分野(あなたの場合は、国文学や国語学)の科目を多く履修すれば、けっしてそん色はないと思います。教員採用試験は実力試験ですから、最終的には本人の資質と努力に拠ります。 小学校教諭1種免許の取得が卒業要件になっている教育学部(学校教育課程)で、中学・高校の教科1種免許取得をめざす場合には、小学校教員になるための学修に時間を取られるので、専門分野の学修時間を確保するのが難しくなり、高校教師をめざすのは厳しいということと、高校教師をめざす学生は旧帝大や早慶などの難関大学出身が多いので、基礎学力の面でも厳しい競争になるということです。
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