「オワハラ」について http://bylines.news.yahoo.co.jp/uenishimitsuko/2…

Question

「オワハラ」について
http://bylines.news.yahoo.co.jp/uenishimitsuko/20150709-00047387/
↑
こちらにもございましたが他の内定辞退を条件に採用を決めるのって法律にふれないでしょうか？
またわざと研修の日付を他の就職試験とぶつかる日にやるのも職場を選ぶ権利に反していると思うのですが…

こういう企業って多いのですか？
また取締ってないのでしょうか？

Answer 1

「他の内定辞退を条件に採用を決める」こと自体は、究極には憲法の職業選択の自由を冒していると解釈できます。

ですから、採用側でも互いの同意で成り立つ「交換条件」的な話に巧妙に進めていると思われ、露骨に「他は全部辞退してもらいます、それが当社の採用の条件なので」などと言っているところは案外少ないと思われるんですね。報道のやり方はやり方として。

「ハラスメント」と銘打てば、学生側が一方的な被害者で採用側は加害者の構図とのイメージですが、新卒学生の採用事情は、学生側からの事態に関して元々学生側に有利となっていて、当の解説サイトにも「内定承諾書や誓約書に効力はない」と明記されていますよね。採用側は入社式の前日、いや数時間前まで「逃げられる」リスクに悩まされる面があるんです。

少し前の「氷河期」と呼ばれる採用側の買い手市場の頃には、年が明けて入社式も間近になった頃、事前研修と称して内定者全員を集め、そこで無理難題を課してクリアできなかった学生を片っぱしから内定取り消しにするという「騒ぎ」があったんですね。

この件はその後当事者間の示談内容が非公表だったため、どう決着がついたかは想像の域を出ませんが、今日の「オワハラ」よりもずっと悪質な印象に感じるのは私だけでしょうか…