NHKの記者主幹ってどんな仕事でしょうか？

Question

NHKの記者主幹ってどんな仕事でしょうか？NHKの役職を見ていると、「主幹」というものを見かけます。
報道局編集主幹とか、制作局制作主幹とか、局の下で○○主幹という役職があるようですが、
この主幹って、どんな役職なのでしょうか？
局長と部長の間（局次長級）にあるみたいですが、実際何をする職なのかがよく分かりません。
たとえば、池上彰さんの経歴では、NHK退職時の役職が記者主幹だったようです。

ご存じの方、教えてください。

Answer 1

「局次長待遇」の意味の単なるタイトルです。実際の仕事は単なる遊軍の記者・解説委員・プロデューサー…で、部下なし・管掌部署なしですが、局次長相当の給与や個室を与えられる、優雅なご身分です。

マスメディアの報道・制作部署には一般的に課制がないので、局長～部長はインフレ称号となっており、一般的大企業の部長～課長相当です。

昔の大企業には「窓際族」と呼ばれる人々がおり、通称「部部長」といわれる、部付でラインから外れている（部下なし・管掌部署なし）のに部長待遇を受けられる人々がいました。
役職呼称は、例えば営業部なら、ライン管理職が「営業部長」、窓際族が「営業部部長」という具合でした。部部長に充てられるのは、一部はライン管理職ポストが空くまでの待命状態の人、大半はライン管理職になれない古参課長で定年・出向待ちの人でした。
NHKの主幹はこの大企業の「部部長」そのものです。

そんな暢気な待遇は大半の民間企業ではとっくの昔に無くなっているのですが、官業体質のNHKではいまだに維持されています。