まず、アフレコ専門のスタジオは存在しません。 映像(アニメ、映画、テレビ等)に関わる音響(音声)の制作をやる場合、 そうした作業に特化し音響機材等が整ったスタジオで行います。 アフレコ作業はそうしたカテゴリーの中の1つでしかありません。 例えば、映画の音声場合、「現場音(セリフ含む)」「現場環境音」「音楽」「効果音」など様々な要素で成立しております。 またロケ撮影の場合、周囲の環境音の問題でセリフがキチンと収録出来なかった場合、 俳優をスタジオに呼んで同じ言い回しを別に録音致します。これをアフレコ(AFTER RECORDING)と言います。 こうした各素材で構成されている音声を、監督の要求に従って上映、放送に適したフォーマットにミックスする人がMAエンジニアです。 また「効果音」を入れる場合、専門家が音の選定や制作を致します。 「音楽」は別のスタジオで制作するため、この現場にレコーディングエンジニアが登場致します。 海外の場合、映画監督とどのような音楽を入れるべきかを決めるための専門職(ミュージックエディター)が存在します。 彼らは既存の音楽をピックアップして、映像にマッチした音楽の指針を出し、映画音楽作家に発注するための音楽の方向性を出す仕事をしております。 なおこの仕事は日本にはありません。 映像に関わる音声関係のエンジニアについてまとめると以下です。 ●撮影現場での音の録音は「音声収録専門のエンジニア」 ●音楽制作は「レコーディングエンジニア」 ●映像用に音声をミックスするのは「MAエンジニア」 なお、映像業界で音響スタッフと言われるのは以下です。 「音声収録専門のエンジニア」 「効果音(音効さん)/音楽選定を含む場合あり」 「MAエンジニア」 また映画の場合、「MAエンジニア」はサラウンドミックスの技術が必要です。 映画館では、前方、横、後方にもスピーカーが配置されており、こうした多方向からの音像を制御する技術が求められます。 (映画音楽を作るレコーディングエンジニアも同様)
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