従業員100人もいない中小企業の建築会社に就職しました。

Question

従業員100人もいない中小企業の建築会社に就職しました。社長がよく自慢している内容が
”無借金で仕事を30年ほど続けている”
というものなのですが、
社会人になって間もなく、建築業界の常識がないのですが
借金がないのが当たり前だと思うのは非常識なのでしょうか？

Answer 1

財務体質として不良ではありません。
御社の社長が仰られている借金とは、恐らくは金融機関などから借り入れしている有利子負債を指すものだと思います。
財務体質の健全性としては極端に良すぎるという評価になります。

ただし、有利子負債が無い事が良い事かどうかは別の問題です。
成長していく企業の共通点として、有利子負債があるが健全であるという点です。
有利子負債が無いのに建設業の様な大きなキャッシュを動かすというのは、相当な材無力を有しているという事ではありますが、逆に保有資産以上の事はしないという表れでもあります。
リスクをとらない経営というのは、将来を考える上で非常に不安です。
投資の世界でも、企業の財務体質が良すぎて投資活動を行っていないと考えられる場合には評価されません。
よって無借金経営というのは必ずしも良いという事ではないのです。

ちなみに、今回の回答は有利子負債という銀行からの借り入れのみを焦点に解答しております。
ただし、銀行の借り入れに該当しない約束手形は扱いが非常に難しいです。
この約束手形で受け取って、外注先や従業員に現金で支払っている場合には非常に健全であると言えます。
しかし外注先には回り手形ですという場合には、もし客先の手形が焦げ付いたとなる場合には健全性が損なわれます。
手形は有利子負債には該当しませんし、周り手形は最近の会計基準の改正によって売却扱いになりました。
数字上に現れにくいことですが、経営上で最も大事と考えられるキャッシュフローの面ではリスクが少なからずあると考えられます。

Answer 2

素晴らしいですよ。
借金がないと言うことは。

もしあなたが素晴らしくない、大したことなんかないと思うなら経営者になるべきです。

Answer 3

小さな建設業者です。弊社も借入ゼロですが、銀行や元請からは珍しくしっかりした経営だと言われています。ので多くは借金をして経営を成り立たせているようです。

しかし、弊社のように職人メインの会社でほぼ人件費と材料費のような会社は借金をしたらダメと言われます。重機などを扱う場合は一時的に借入せざるを得ないですし… 建設業の経営といっても規模や取引先で全く異なるのです。企業の決算報告、自己資産比率を見れば分かると思います。

Answer 4

素晴らしい事だと思います(^^)

ただ、社員、その家族を犠牲にして、無借金…って言う事では困ります。
いろんな意味で、社員とその家族が幸せなら、本当に素晴らしい会社だと思います。