建築意匠設計の人間ですが、友人にグラフィックデザイナーが多くいます。昔のように全て手書きというやり方で仕事をしている人は、ほとんどと言っていいぐらい少ないです。イラストレーターやイン.デザインなどMacなどを使ってデザインしています。印刷に必要なトンボなど自動でつけてくれるようなものもあり、ごく普通にMacを使っていますが、新しい人の中にはWinを使う人もでてきています。仕事としてはちらし、ポスター、パッケージデザイン、ロゴデザインなど受注はあります。基本的に2Dデザインから入り、3Dで仕事をしているのが現状です。インテリアデザインやインダストリアルデザインの仕事もされる方もいます。スタートがWebデザインからはじめた人はデザインの限界を感じて、転職するかデザインを再勉強されている方も多いです。普通は基本のデザインから初めて、ある程度のカリキュラムが終わってから、コースが分かれるスクールが多いのですが、完全に始めからコース分けをしているのはその方面の知識を短期間に教えられるからで、Webの場合、卒業後、就職しても、人のデザインをWeb化するだけの仕事しか与えられないことが多いです。(小さなところは一人で全てやるところもあります)、早く職に就ける代わり潰しがきかないのも現状です。それをよく考えてコースを選ばれた方がいいと思います。
紙媒体自体の需要は減ってますね。勉強という意味では紙媒体のグラフィックを勉強してからWebに移る方が良いですが、今後はますます紙はなくなりますよ。特に最近の子達はCDなんて買わないでしょう。音質とかもあまり気にしないというかそもそも良い音を知らないわけで。そういう子達が主体の業界に今後はなっていくので、確実に紙媒体の需要は減るでしょう。 あと結構大企業でもテキトーなプリンタ出力企画書持ってきますし、そもそも案件が取れるかどーかにそこら辺の質は関係ないです。というか、そんなのわかってるような相手と商談することの方が珍しい。新聞は折り込み広告なくても紙面だけの広告でそもそも売れるビジネスモデルですし、新聞読む人も少なくなってるし、オンラインで十分ですしね。はっきりいうと、デザインの良し悪しがわかる人はじじぃ達くらいで、今後を担う若者はそれとは違うベクトルに向かうでしょうね。とはいえそんな中で異彩を放つ為にはデザインの知識と才能は必要ですが。 と同時にデジタルサイネージなど紙に変わる分野にはいち早く精通しておいた方がいいですね。若いからその辺りはすんなり受け入れられるでしょうが、問題はその辺りを受け入れられない年老いて時代に取り残された人がクライアントだったりすることですね。
地方で、地元の小売り店の出す折込チラシだけは、減っています。 ですが需要全体から言うと、減ってはいません。 それは今もレコードを聴く人がいるのと同じ理由です。 利便性だけを追求したらスマホに落としたMP3をイヤホンで聴いていればいい。 けれど世の中にはその音質の悪さに我慢なら無い人が大勢いて、そういう人たちは「多少手間がかかったとしても、いいものをじっくりと味わいたい」と思っています。そういう人たちはレコードに行く。あるいはハイレゾ音源をそれなりのスピーカーで鳴らす。 旅館・ホテルも同様で盛っているのは「バイキングで安い」ところか「高級お忍び」のどちらかで中間は閑散としています。 広告も同様で、 「簡単にデータだけ分ればいい」人はWeb広告を見るでしょう。 ですが「ここは一つじっくりと検討したい」という人は、紙のカタログを見ます。 なので、例えば一泊25000以上和洋室部屋付き露天風呂有り、のような旅館のパンフレット依頼はむしろ増えています。 Webとスマホが盛んになろうと、駅張りポスターが無くなることも考えられません。 営業マンが商談に出かける際、Webカタログを複合コピー機で格安コピー紙にカラー印刷したようなものを持って行ったら最初から契約は望めません。やはり、きちんと厚手のコート紙に印刷したカタログが必要です。 新聞もその売り上げの半分以上を広告収入で賄っている以上、新聞広告を作るデザイナーも必要であり続けるでしょう。 ということで、紙媒体の需要はまだまだあります。 但し!オペが出来るだけの「自称」デザイナーはもう要りません。 彼らがこの業界の質と単価をどれだけ落としたことか! 特にWebは腕のいいデザイナーが少ないようですね。コーディングができるけどデザインが出来ない人が「デザイナー」として仕事しているからでしょうね。
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