学校(小中高特支大など)以外の図書館ということは、 国立図書館、公立の公共図書館、私立図書館、各種専門図書館などですね。 まず、国立は、国立国会図書館が採用試験を行っています。 ここは司書採用ではありません。採用した人の中から、様々な業務に割り振ります。採用試験の内容は、他の選択肢と比べてかなり難しいです。倍率は、一般職で90倍(総合職は120倍強)と少し高めぐらいですが、東大を始め旧帝大やレベルの高い有名私大の人も受けるので、実際には難関となっています。 詳しくは、国会図書館HPの採用情報(http://www.ndl.go.jp/jp/employ/index.html)でどうぞ。 次に、公立の公共図書館ですが、大きく分けると、一般行政職採用で配置、司書職採用で配置、民間企業等に委託・指定管理の3パターンがあります。 もっとも多い[行政職]の場合、あくまで数ある配属先の1つです。運が良ければ図書館に行ける、ぐらいの認識ですね。そして数年で異動になります。自治体の行政職の採用試験を受け、合格・採用された後に異動希望を出します。 一方、[司書職]の試験区分で受けて司書職採用をされると、原則、図書館に配属されます。この場合、司書資格を求められます。求人が殆ど無いため、倍率は行政職に比べると数十~百数十倍程度と高いです。就職浪人や全国行脚は普通ですよ。自治体によっては、学校・大学の司書と同枠採用の自治体もあります。採用数が増えるので倍率は低めになりますが、学校が嫌なら受験は避けた方が良いでしょう。 [民間]の場合、受託している企業側の採用試験を受けることになります。殆どは、非正規や地域限定社員です。稀に、正規職に上がれる人もいます。(直営の図書館にも非正規はたくさんいます。)非正規の倍率は数倍~十数倍程度とそれ程高くは有りません。 私立図書館と専門図書館は一緒に書きます。 各設置団体が採用しています。企業から宗教法人まで様々な団体があります。司書は、いたりいなかったり。公募されないことも多いですし、そもそも欠員が出ないと求人も出ません。図書館担当は非正規のところも当然あります。縁があれば、という程度の期待をしておくのが無難かと。
難易度は高く、現在のあなたの状況(具体的には学力等)次第では全く不可能です。 現在、図書館職員のほとんどは非正規となっています。要するにパートや派遣みたいなものです。時給いくらで、ボーナスもありません。契約も年単位で、委託なら業者も変わりますから、数年間働ければマシなほう。図書館の正規職員は業界全体で1-2割しか居ませんし、採用もほとんどありません。 ですから、パートや派遣のようなもので良ければ、まぁそんなに難しくはありません。それだと同じ職場で働き続けることすら無理ですが。 非正規にせよ正規にせよ、「司書資格」はほぼ必要です。大学図書館ならほぼ不要ですが、それでも基礎は共通ですし就職でどちらか一方というのも現実的ではありませんから、取っておくのが普通です。 正規職員として就職したいのであれば、それなりの学力は必要です。最低でも国立大レベル、できれば旧帝大や一流私大レベルの学力が求められます。また、ほとんどの都道府県・市町村が司書職の採用を止めている現在、地元を離れて日本全国どこにでも受験しに行く(もし受かればそこに引っ越す)くらいの覚悟は必要です。 司書以外の図書館への就職はまぁ考えないほうが良いでしょう。上で書いたような難易度より遥かに確率の低い話で、分の悪いギャンブルに過ぎません。特別区くらいなら(司書採用をしておらずかつ配属の見込みがあるので)まだ可能性はありますが…。
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