解決済み
病院にあるリハビリ部門について質問します。 理学療法士および作業療法士とマッサージ師の違いについて教えて頂きたいです。病院によっては、リハビリ部門にマッサージ師が常勤しており、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)と同様の業務を行っている病院もあります。物理療法やマッサージだけではなく、個々の患者さんを担当しPT,OTの業務を同様に行っているのです。 PTやOTは、理学療法士および作業療法士法で定められているとおり「名称独占であり、業務独占ではありません」。しかし、働き方に問題があると思うのです。 双方の職種に差を付けるわけではありませんが、OTやPTの仕事をマッサージ師の方が行なうのは如何なものかと思います。OT,PTの方の仕事って国家試験までとったのにマッサージ師の方でもできる仕事なんですか? マッサージ師の方が勤めている病院は、OT,PTの業務をマッサージ師の方も行っているのでしょうか。
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>マッサージ師の方が勤めている病院は、OT,PTの業務をマッサージ師の方も行っているのでしょうか それは、数年前に設定された、みなしPTという病院内での 業務です。 簡単にいうと、みなしPTは文字通りPTとみなしますよ、という 設定です。PTとみなしますので、それに準じる業務を任せれるし 診療報酬をとれる資格として認めますよというものです。 厚労省の方針でそう決まったと言うだけの事。 だからと言って、必ずしもマッサージ師がPTと同じ作業をできるとは 限らない訳です。屁理屈に聞こえるかもしれませんが そこら辺はお役所の理屈です。厚労省と言う役所がいったん決めたこと なので、内容がどうあれ、異論は受け付けないと言うのが 現代日本の理屈です。 元はと言うと、数年前に厚労省が診療報酬改定の際に、 リハビリ部門の診療報酬を実質、半額以下に下げる旨のお達しを一方的に 発信したわけですが、さすがにいきなり半額では医療機関が 数多く潰れる事になるため、当然ながら相当のクレームが役所に。 最初の方針がPTが施行に関与しないリハビリは、それまで以前の 半額以下と言う予定が、PTではなく、それに代わる代替要員でも それなりのリハビリと認めるという方向に変更されたのです。 なにしろ、その当時、PTの人件費はそれなりに高かったので。 その代替要員は、看護師、准看護師、柔道整復師、あん摩マッサージ師なら OKというものでした。 ただし、実質はどの職種もリハビリに関しては、どがつくほどの素人。 特に柔道整復師、あん摩マッサージ師に関していうと、 本来医療従事者でさえも無いという、かなり乱暴で何か他意が ありそうな、お達しでした。 ですが、上記の柔道整復師、あん摩マッサージ師については 人件費的に、かなり安く済むという理由で PTではなく、それら業種の配置しているという訳です。 ただ、それらは専門的で複雑な本格的リハビリと言う訳では無く シンプルで誰でも出来る程度の簡単なリハビリを 診療報酬の最低限の条件を満たす意味で 雇用されている状況が多いようです。 よって、能力的に同等というより、コストパフォーマンス優先で とりあえず人員を配置していると言った方が適当でしょうか。 一般的には大きな病院系より、小さな診療所でその傾向が 強いようです。
それは、理学療法士や作業療法士の資格制度ができる前、病院等でいわゆる理学療法らしきもの(当時は物療)を行っていたのが、按摩マッサージ指圧師や柔道整復師、鍼灸師、看護師だったからです。資格制度ができるまえから、業務がありましたので、そのまま、既得権として、のこった制度です。今は分かりませんが、以前は、全国病院理学療法協会という理学療法士以外の理学療法従事者の団体もあり、厚生省も認可していた教育プログラムがあったように記憶しています。その後、みなしPT制度等や違う団体ができたようですが、要は昔から理学療法を行っていた別職種の資格者がいたということなのです。もちろん、その後、PTなどの制度ができたため、その資格者がさらにPTをとったりもしていました。 東大病院にも物療部門があり、マッサージ師等も配属されています。 施設基準がありますが、理学療法士は、その設置基準の要員であったり点数が高かったりします。逆にそれ以外の職員は点数が低かったり、設置要員でないため、給料が低かったり、リストラする際の候補になったりしていましたので、昔は理学療法士のほうがかなり待遇は良かったのですが、現在は、理学療法士等は、過剰供給のため、給料がどんどん下がってきています。しかし、按摩マッサージ指圧師等も最低限の給料は確保しなければいけないので、その差がなくなってきているため、理不尽に思う方もいるでしょう。 個人的な意見としては、病院の方針で、マッサージ師がいることは特に問題ないでしょう。病院内での職種としては、理学療法従事者です。 たとえば、調理師免許がなくても、町の喫茶店や食堂はできます。でも、専門性の高い調理師は、特に衛生管理者しかもっていない食堂を批判したりしないでしょ。自身の専門性に誇りを持っていますし、目の前の業務に真摯ですからね。 それとおんなじようなもんです。基本的には、理学療法士は専門性が高いスペシャリストで、一部は業務独占していますから、仕事をシェアしてもらったほうが、自分の仕事に集中できてよいと思います。 柔道整復師や鍼灸師等を批判される方もいらっしゃいますが、マンパワーとしては、いかに活用するかのほうが重要です。国家資格であり国益にならなければ損しますからね。理学療法士がリーダーシップをとって、高齢化社会をはじめとする問題を乗り越えなければなりませんしね。
なるほど:1
元理学療法士です。 みなしPTというやつではないですか?詳しくは知りませんが、マッサージ師や柔整など非リハ職の人が講習などを受ければリハビリの算定ができるというやつです。それをやっていればマッサージ師がリハビリ的なことをやるのに問題はありません。 質問者さんもおっしゃってますが、理学療法士、作業療法士は業務独占ではないです。そんな大層なものではないですよ。国家資格とはいえ、入試も難しくなく合格率も8割以上ある資格ですし… 私のいた病院にもいましたが、マッサージ師の人のリハビリはその場限りのものに見えましたね。ゴールに向かってプログラムを組むというよりとりあえずマッサージしとこう、筋トレしとこうみないな…まあその人が違っただけかもしれませんが、ちゃんと勉強してきた人ならリハビリの内容で差をつけられると思いますよ。
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