義肢装具士についてです。 高校生です。 進路は義肢装具士系の専門学校に通いたいと思っています。

Question

義肢装具士についてです。

高校生です。
進路は義肢装具士系の専門学校に通いたいと思っています。義肢装具士は義足技師、義手技師などの義肢のトータル的な資格を持つ職業だという認識はあるのですが、ではやはり就職を考えると義足・義手技師より義肢装具士の資格を取ったほうが良いのですか？
それと、それぞれどのような就職先があるんですか？私はずっと、患者さん一人ずつに技師がついて採寸から仕上げまで全て担当するものだと思っていたのですが、実際違うみたい?なので,,,(汗

質問が複数になってしまいましたが、回答よろしくお願いします。

Answer 1

現在、義足技師・義手技師という資格はないです。義肢装具士のみです。義肢装具士の資格は、病院で実際に患者さんにお会いして採寸・採型して、納品したときに合っているかみるときに必要な資格です。製作だけにたずさわるなら、無くてもできますが、すべてをこなしたいなら、やはり資格は必要です。

仕事のやり方には２通りあります。病院に出入りして採寸・採型をして
適合しているか見る営業の仕事と、会社で製作をする製造の仕事に大きく分けられますが、営業マンと製造の仕事を別の人がする完全に分業の会社と、どの義肢装具士も営業と製造の両方をする会社があります。製造と営業の両方をこなす会社でも、どの装具も全員でこなすところもあれば、各装具ごとに分担が決まっているところもあります。

そして小さな会社だと、義肢の製作までできなくて、採型をして、義肢専門の会社にオーダーして製作してもらって、納品をすることもあります。

ただ、tambja_sagamianaさんのおっしゃっているような一連の作業をすべて１人でこなしている会社は、ほとんどないです。tambja_sagamianaさんは、現場をご存知ではないように思います。

というのも、病院に出入りする営業の仕事は、週に１度とか２度とか定期的に決まった病院に行きますが、病院の規模やそのときそのときで、出る装具の種類や数はバラつきがあります。ベテランになるほど、製作に時間にかかる装具が出やすい・数が出やすい病院に行くことになりますが、それをすべてその人一人で製作していると納期も間に合いません。大至急でという医師からの要求も珍しくない業界でもありますし。また、数のあまり出ない病院に営業に行く人が製作する機会が減って、新人が育ちません。

学校を卒業と同時に資格は取れますが、即戦力ではありません。まずは、しばらくは会社で装具を製作しながら装具のことを覚えます。営業マンの情報からなぜそのように作るのか勉強します。それから少しずつ営業に出られるようになります。それが一般的です。

患者さんを直接見ていなくても、製作できるのは、営業マンが必要な情報を製造する人に伝えて、製造する人も営業マンからの情報からどうすれば良いか長年の経験からわかっているからです。

質問者様の希望をすべてかなえられる会社はないと思いますが、営業と製造の両方をこなして、いろいろな装具を全員で作るような会社はあるかと思います。技師装具の仕事に関心を持たれているのでしたら、１度専門学校に問い合わせをして、そのような会社があるのか聞いてみてはいかがでしょうか？学校の先生が一番ご存知かと思います。ハローワークでも、稀に求人はあるようですが、資格を問わない製造のみの仕事になるかと思います。今は、資格なしで病院に出入りすることに厳しくなっておりますので。

Answer 2

（1）義肢装具士は、義肢及び装具の装着部位の採寸・採型、製作及び身体への適合を行います。したがって、この免許を取得すれば、義足や義手、装具（例えば、腰に巻くコルセットなど）を扱います。義足技師、義手技師という言葉は聞いたことがありません。申し訳ございません。

（2）採寸・採型→組立（製作） → 仮合わせ（中間適合） → 仕上げ（完成） → 最終適合（納品）の一連の行程を、一人の患者に対して一人の技師が最初から最後まで担当します。義肢装具は患者一人ひとりに適合したものでなければ、生活に支障を来します。複数の技師が関わってしまうと、その患者の癖がわからず、より良い義肢装具ができなくなる可能性もあります（プロだから、それはないと思いますが）。

（3）就職は、各義肢装具の製作所になります。求人に関しては、製作所から学校に出されると思います。もしかしたら、ハローワークにも求人が出ているかもしれません。