解決済み
アニメ制作進行 私は今、某国立大学三年で就職活動の真っ最中です。大学は旧帝大に次ぐ(は言い過ぎかもしれませんが)まぁまぁ有名なところで、体育会の部活動に所属しています。そのため、体力と気力には自信があります。 私は以前からアニメ関連の仕事に就きたく、関連するメーカーや出版社を志望職種として就職活動を行ってきました。しかし、アニメに直に関わり制作したいという気持ちが大きくなり、アニメ制作会社の制作進行を目指したいと思うようになりました。 そこでいくつか質問があります。 ①製作pと制作pの主な違い(業務内容など) ②制作進行から制作デスクなどを経てプロデューサーに至るのにかかる時間(これは制作会社や個人の力量によって大きく異なるとは思いますが) ③私の経歴は大手、中堅(企業規模や作品の知名度など、基準は様々かと思いますが、主観でかまいません)の制作会社を志望する際有利に働くか、他大多数と押し並べて違いはないか ④制作会社で何年か実務の経験を積んだ後、メーカーに入ることはできるのか。バックに製作会社がある東映アニメーションなどは企業内転職があるでしょうから、特にそうじゃない制作会社に勤めた際。 製作にいくにしても制作にいくにしても、プロデューサーになることが私の目標です。是非ご回答宜しくお願い致します。
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①製作と制作の役割の違いはご存知かと思いますが、 それと同じで製作Pは作品の外枠(あるいは企画全体)が担当、制作Pは作品の内側(あるいは、企画のうちアニメ本編そのもの)が担当になります。 製作Pの仕事、外枠というのは、最初の企画段階で、どんな目的の作品を企画して、どんな会社を巻き込んで、どう収益を上げるか…という概要を決め、整備する仕事です。 たとえば「日曜朝の30分アニメ」を企画することにして、それを「子供向け・男児むけ」にすることをマーケティング調査などから決めて、その需要がどれくらいであるか、つまり逆算してどれくらいの予算をかけられるか、期間はどうするかなどの調整を行い、それを履行できる制作プロデューサーを押さえます。 当然、関連する商品の発売、たとえばオモチャとか、主題歌のCDとか、そういう商品それぞれに見込まれる需要の調査、かける予算の確保、そしてそれを制作できるプロデューサーを押さえることも仕事です。 その後、作品が放映後は、収益をあげるためにどの会社からどういう手段で資金回収用の商品を発売するか、調整し、関係する複数の会社にそれぞれ損が出ないよう調整します。 アニメを1本作るのは、そのアニメを作って終わりではありません。このように、アニメを中心とした様々な展開があって、そして様々な売り上げて回収する。そのプロジェクト全体のPが製作Pです。 とうぜん、作品の具体的な中身に関しては、制作チームを信用して任せることになります。 制作Pの仕事、つまり作品の内側というのは、アニメの企画全体は上記のような複合プロジェクトなわけですが、そのうちアニメ本編にあたる部分だけが担当です。 ほかにも音楽Pや玩具のコーディネーター、宣伝Pや販売Pなど、企画全体のうち、担当する部署ごとにプロデューサーが居ます。 この人達には企画の根幹を揺るがすような決定権はありません。つまり「日曜朝の子供向け30分アニメ」であることを逸脱することはできないわけです。 しかし、製作の決めた範囲内では自由に動けますから、その企画意図に適合した企画書を用意し、それを上手く実現できるであろうスタッフを集め、先導し、給与を支払います。 実際に作品を作るのは、監督以下現場のスタッフということになりますが、制作期間中もその障害になりそうな点に関しては、製作側や他の制作Pと連携し調整するコーディネーターとなります。 ②平均すると30代にはデスクに、40代にはPになっている感覚だと思います。ただ、個人の実力次第だと思います。 ③高学歴で体育会系であることはマイナス要素ではありません。が、期待されているほどプラス要素とも取られません。 制作会社はがっつりクリエイティブ業界ですから、向き不向きがあるんですね。 現に業界に居る人たちも、高卒や専門卒を始め、有象無象の出鱈目な経歴の人たちが珍しくない業界ですから、出身大学やそこでの部活が何だったかなどの肩書きは比較的軽視されています。学校での成績が良ければ現場で使える人材とは限らないからです。 また体力に関しても、別に筋力が欲しいわけではありません。作品を制作するというのは、答えのない、ゴールの無い戦いで、それを延々続けていくのに精神的に疲弊していくのが問題なわけですが、これも本人の筋力とは関係無く、わりと向き不向きであるようです。 よく業界を辞める人が「私はアニメを作るのが好きだったのではなく、見るのが好きだったんだ」と言います。 「アニメが好き」といっても「見る」のが好きなのか「作る」のが好きなのかでは全く別物です。インプットとアウトプットの違いですからね。 ですからそこに対して意識できているかどうかというのが、制作進行の選考で最も重視されているポイントです。 そう考えますと、「作る」ことがどういうことか判っている専門卒や美大卒のほうが有利になってきます。高校卒業時点で漫然と進学を選択したのではなく、「作る」ほうへ進むのを決意して、それを継続しているわけですからね。 それに比べると、一般大学で、部活や自主的な活動としても表現活動の経験が無いというのは、まあだから不利だとは言いませんが、有利ではありません。 いずれにせよ、過去の経歴は比較的軽視される傾向にありますので、ご自身の地頭の良さをアピールできるよう頑張ってみてください。 ④そういう例が絶対にあり得ないわけではありませんが、少なくともシステムとしてはありませんし、普通は無理です。 すくなくともそういう魂胆があるということを面接で言ったなら「じゃあ製作会社を受けてね」とお払い箱ですので気をつけてください。
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