小説「かもめのジョナサン」を書いたアメリカの作家 リチャード・バック(1936~)はこう言いました。 「人間が学校というフェンスを出ると、そこは、ドラゴン・ワールド(現実の、悪意に満ちた世界)なわけだ。地球上には30億だか、40億だかの人間がいて、お前はその30億プラス1の余り者にすぎない、お前のことなんか誰も関心を持っていやしない、生きていようと死のうと、こっちの知ったことか、みたいな扱いを受けることになる。ある人間がだめになるというのは、そういうことなんだよ。 どうやってそれに対抗するかといったら、やっぱり自分の歌をうたい続けることだと思うね。「うるせえ、お前のその変な歌をやめねえと張り倒すぞ」かなんか言われて、それでだめになっちゃうこともあるけれど、張り倒されても、まだ歌い続けることだ。 もちろん、ドラゴン・ワールドにあっては、明日の飯代をどうしよう、今日の部屋代をどうしようなんていうわずらいもある。それはしようがないから、思いわずらい、駆けずり回りながらでも、自分の歌だけはうたい続けるわけだ」 彼は自分を出して自分らしく生きることを、「自分の歌をうたい続ける」と表現しました。50代の自分に取っては、ずっとずっといつまでも、一番大切な言葉です。 社会に出るって、そういうことなんです。
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