放送局に勤務している者です。 採用の手伝いをしたこともあります。 私としては、「メディア業界は、大学さえ卒業していればどの大学かは関係ない」というのが持論ですが、 現実問題として、やはりある程度以上の大学に入れるぐらいの基礎的な学力は必要だと思います。 弊社の場合、いわゆる「日東駒専」からの入社があると、現場では「おお、よく頑張ったね」という評価になります。 もっとも、子会社あたりを見てみますと、上は早稲田や明治から、下は聞いたことのない大学まで千差万別です(転職組の中には東大卒がいることもありました)。 学力というよりも、取材対象にはさまざまな人がいますから、どんな人とも会話が出来る、幅広い教養と、 どんな取材対象にも話を合わせられるよう、一夜漬けでもいいから、短時間で知識を吸収できる能力が大切だと思います。 次に資格ですが、特に必要はありません。 私も自動車運転免許ぐらいしか資格を持っていません。 中には、「自分は運転免許も持っていないので、何か資格が欲しいと思って英検準1級とりました」なんていう 変わった奴も入社してきました。 でも、この業界の仕事に生かせる資格ってあまりないように思います。 「専門家の人から話を引き出す」のが仕事であって、自らが専門家であるメリットはあまりないように思います。 まあ、アナウンサーの中には気象予報士の資格を持っているもいますが… 外国語に関しては、もし、それを自分の「売り」にしたいと思うのなら、相当なレベルが要求されます。 商社などでは、会社の費用で外国語を勉強させてから外国に送り出すという制度がありますが、 残念ながらメディア業界にはそのような会社はありません。 最初から外国語ができる者を採用して、海外要員として送り出します。 しかし、TOEICのスコアが何点とかいう基準はありません。 ネーティブの人(しかも大統領クラスからホームレスの人まで)とスムーズに会話でき、 取材できるぐらいの能力があれば充分です。 ご参考になれば幸いです。
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どんな試験が出てるかをチェックしてみてはどうですか?どの程度の学力が必要かが分かります。 「マスコミ就職読本」とか「この業界・企業でこの採用テストが使われれている」とかを読めば、詳しく出てます。
必要条件であって、充分条件ではない、ということは念のため申し上げておきます。 早稲田政経や慶応経済で入学時からマスコミ志望で、その系統のサークルに入っていた人でも、結局は競馬新聞社 や地方局にしか入れなかった人は沢山います。
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