管理栄養士になるためには どのようなことをして行けば良いでしょうか？ 自分はいま高校2年生の男です。 今年の春…

Question

管理栄養士になるためには
どのようなことをして行けば良いでしょうか？

自分はいま高校2年生の男です。
今年の春あたりに夢を管理栄養士に決めました
管理栄養士は女性がほとんどで
男は珍しい、と聞きました
給料も女性と同じなので 男にしては稼ぎが少なく また厳しい世界だとも聞きます。

それでも自分は管理栄養士になりたいです。
自分は頭も特別良いわけじゃないけど
食への関心は誰よりもあると思うし
将来は栄養学の知識などをいかして
世界中の人の助けに少しでもなれたらな、と思っています。

そこでですが、これからどのような勉強をして行けば良いでしょうか。
自分は色々な事情があって 通信制の高校に通っています。
週三日は学校で授業を受け、
残り二日を管理栄養士になるために勉強して行きたいな、と思っています。

調べたところ 生物、化学はなるべく勉強したほうが良い、と書いてありましたが
管理栄養士になられた方々は
どのような勉強を しましたか？

また勉強以外にも
大学こんな感じだよー、とか
管理栄養士こんな仕事やってるよー、とか
なんでも良いので教えていただけたら
とても嬉しいです。

Answer 1

男性の管理栄養士は確かに少ないですが、だからこそ活躍されている方はたくさんいらっしゃいます。
厚生労働省の幹部（日本人の栄養の調査をしたり指針を出したりしているところ）
スポーツ栄養分野（男性の栄養士のほうが共感しやすい部分があり、好んで選択する方もいると聞きます）
日本の栄養士会の医療部門の会長
栄養サポートチーム発足の第一人者のかたも男性です。
厳しい面はたくさんありますが、バリバリ働いていらっしゃいます。公的機関の管理栄養士であれば、一般職との給料の差が開くこともそこまでないと思います。

管理栄養士の知識としては生物・化学ももちろん大切です。
それ以上に、知識を対象者に伝えるコミュニケーション能力や
知識を実践できるだけの調理技術が必要になってきます。

たとえば、この人に野菜を食べてもらいたいと思ったら
どんな言葉でどんな調理法を説明するか
自分の身の回りの人にどんな料理を食べてもらいたいか
こんな人のこんな食べ方が心配だとか
そんなことを考えながら生活していってください。

三分クッキングを見るのでもいいし
おじいちゃんたちがカップめんを食べているのをみて思うこと
子供たちがファーストフードを喜んで食べている現状
そんなことを目にしながら、自分が何をしたいか
どんなアプローチができるのか考えていってください。

そして、どんな職種で栄養士として働きたいか考えてみてくださいね
ご検討をお祈りしています。

Answer 2

病院勤務の男性管理栄養士です。
職場は10人ほど管理栄養士がいますが、男性は私を含め２名です。前の職場では私以外は皆女性ということもよくありましたし、他施設は女性のみというところも非常に多いです。比較的男性が多いのは、国立病院機構かなと思います。というのも、国立病院機構は家族があろうが、転勤があるので単身赴任でとなれば自然と男性が残っていくようです（その為か、管理栄養士長は男性が殆ど）。
また、募集も男女は問うていなくても事実上の男子禁制ということもあると聞きます。しかも、気が強い女性が多く気の弱い男性には辛いところもあります（女性皆がとは言いませんが、男性と違い理論より感情優先で当り散らす人もいます。人として上司としても尊敬に値しませんが・・・）。
どの仕事でもそうですが、やっていてよかったと思うことはありますがやはり医療の中の「食」は弱いなと感じます。食べるよりも治療が優先ですからね。
就職先は、病院、公務員、食品会社、給食会社、製薬会社（MR)、他などですが・・・病院は募集も少なく、わずかな募集に殺到します。1～2人募集に対し40人以上が応募することも普通です。
ちなみに、給与ですが他の方の回答のように国立病院、公務員や公務員に準じる組織（独立行政法人）、赤十字、企業立病院であればある程度にはなります（とは言っても、上場企業に勤めるよりは少ないです）が、私立病院（医療法人）は待遇が低いことはよくあります。
管理栄養士自体、女性が大半なので大学も同じです。私が行った大学は男女比は1：9くらいでした。
生物、化学は必要です。生物が苦だとその後の勉強に支障が出ます。食品科学の分野では化学、多少の物理も出てきます（数学は殆どなかったです）。化学は生化学の基礎になる部分もあります。
生物と化学の知識の上に若干の医学と体内の栄養学が乗っかり、化学と物理の上に栄養学（体内でない分野）が乗っかる感じです。
ざっくりとそんな感じです。
納得の行く選択をされてください、応援しています。