どのような職責を担う立場で働きたいのかによって進路が違う。 ①動物園の獣医師として、動物の健診、予防注射、治療を担当する。 進路は、獣医師養成課程(6年制大学)に限定。大学の難易度が高いので、高校は普通科の進学校。高校では理系コースを選択。動物については、大学に入学後6年間かけて学べるので、今は、動物に関する特別な学習は無くてもよい。職業選択としては、獣医師について客観的な情報は持っておいた方が良い。 ②動物園での動物飼育やアトラクションに関する現場労務作業を担当する。 この区分は、高卒や専門卒にも就職のチャンスがある。体力を要する仕事なので基礎的な身体的能力が必要とされる。テレビでは、動物の臭いや暑さ寒さは伝わらないので、動物園に通って実際に働いている人をよく観察し、本当に自分がやりたい仕事かどうかしっかり考える事。もちろん、大卒にも就職のチャンスがあるが、園によっては、4年制大学卒業者は応募資格がない求人がある事に注意を払う必要がある(例えば、地方公務員技能労務職の枠で飼育担当者が募集される場合)。 大学を目指すのなら、基本は普通科を選ぶのが無難。ただし、最近は、農業高校でも、学年上位の成績を維持していれば、推薦入試を使って中堅以上の大学に進学できる生徒が少なくない。しっかり勉強に取り決めば、農業高校だからといって大学進学が困難というわけではない。高卒や専門学校卒での就職を積極的に考えている場合は、農業高校や水産高校への進学も検討すると良い。 ③動物園での動物飼育やアトラクションだけではなく展示や運営など広い範囲を担当する。 基本的に(畜産や動物関連)4年制大学へ進学。必要ならさらに大学院に進む。座学だけではなく、実際に動物飼育に長く携わる事が出来る大学を選ぶと良い。大学では野生動物の飼育は難しいので、ウシやブタなど家畜の飼育が中心になると思う。動物園で、トラやライオンを飼育するのも、農場でウシやブタを飼育するのも基本は同じ。毎日欠かさず飼育管理を確実に行う習慣や現場の臭いや肉体労働について身を持って理解していて、それを仕事にする事に熱意を持っていることが重要。
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