パトカーの無線は本部の司令室とつながっているのですよね？ で、所属する隊ごと（交機、自ら隊）に周波数が違うのですよね？…

Question

パトカーの無線は本部の司令室とつながっているのですよね？
で、所属する隊ごと（交機、自ら隊）に周波数が違うのですよね？
ということは、本部にはそれぞれの隊を担当するオペレーターがいるのですか？それとも各方面への送信ボタンがボタンがいくつか有るのですか？
自ら隊、警察署所属、高速隊のパトカーは相互に通信可能なんでしょうか？

Answer 1

＞パトカーの無線は本部の司令室とつながっているのですよね？
はい。基幹系（県内系）と呼ばれるもので各都道府県にある本部（通信指令室）の無線指令台とつながっています。

＞所属する隊ごと（交機、自ら隊）に周波数が違うのですよね？
警視庁など大規模な組織となると事案が多く通信が輻輳するため方面系と呼ばれるものがあったりしています。 隊としては皇居などは別周波数で割り当てされていたりすることが多いようです。（特殊部隊や警備なども同様です）

＞本部にはそれぞれの隊を担当するオペレーターがいるのですか？
各都道府県によってまちまちです。デジタル化された現在ではTVなどで無線の様子を聞くことしかできなくなりました。よって詳しい無線運用はわからないことが多いです。
なお、「照会センター」は各本部に存在しているものと思われます。

＞それとも各方面への送信ボタンがボタンがいくつか有るのですか？
一度だけ京都府警の本部を見学する機会があり見されてもらいました。その時は各方面系ごとに担当の方がいて無線のマイクを握っておられたのを覚えています。

＞自ら隊、警察署所属、高速隊のパトカーは相互に通信可能なんでしょうか？
自ら隊・警察署所属のパトカーについては共有しているものと思われます。（TVなどで共有しているのがわかります）
高速隊については専用の割り当てを使用している場合が多いようです。別名「高速系」とも呼ばれています。

現在は警察無線のほぼすべてがデジタル化がされ運用も複雑になってきてるかと思われます。唯一アナログなのは警察カンパニー波だけではないでしょうか。

Answer 2

車載無線機は車両同士、車両と本部や警察署、隊本部と交信出来ます。
隣県の周波数も入ってるので越県追跡で他県警とも通信が出来ます。
携帯無線機の中にも現場責任者が持つ車載無線機と同じ周波数の県内系が使える物があります。

Answer 3

先の方が京都府警の事を書いておられたので，私も京都府警の方に聞いた話を少々。

京都の場合は，市内と隣接署を３つのブロック，それ以外の署（主に京都府北部）を１つのブロックに分けていました。
で，通信指令室の指令台では，各ブロックのチャネルを切り替えて通信できるようになっています。

アナログ無線の時代には，警察署が府内すべての警察署に手配をかけなければならないような事（行方不明者情報など）があれば
「○○（警察署）から京都本部，手配１件あり。各系リンク願います」というと，本部のオペレーターがすべてのチャネルを接続して，すべての署やパトカーに聞こえるようにしていました。今でもその辺りは一緒だと思います。
京都府警の通信指令室は，以外と人が少ないんですよ。
「これだけで処理出来るの？」と思うのですが，警察は通報を受けるとその内容を警察署へ伝達（指令）し，あとは警察署にお任せになるそうです。（特異な事例の場合は記録を作成したりすることもあるそうですが）

で，本部所属のＰＣは基幹系（共通系）のみの通信，署のＰＣは基幹系と署活系の無線があるので，ＰＣ同士の無線交信は可能です。
また，本部の通信指令室も，署活系無線の傍受のみは可能だそうです。

昔の警察無線は面白かったんですよ。
京都府北部の久美浜，網野，峰山（だったかな？）の３署が深夜にカーチェイスをやっていて，「○○１号（パトカー）の現在地は××」「では，府道○号を通って△△付近で待機せよ，××２号は××交差を東へ追尾中」って感じでやってました。
また，交通事故があると，所轄署のある系で
「京都本部から各局，○○管内救急出動交通事故，場所は××交差点，付近の移動局応答せよ」と呼びかけると
「京都××（自ら隊車両）現在地どこどこ」
「○○２は現在地どこどこ」
と応答がありました。そうすると
「それでは京都××，○○２は現場急行せよ」って指令でしたね。
今はＧＰＳで位置を把握してますし，車載端末に現場の地図や事件概要がでますから，無線が聞こえたとしても面白味はなさそうです。