一本の論文を書くために、30報以上の英語を含めた論文を読み、一冊数千円の本を10冊以上読む。もちろん自分の研究と並行させながら。これを数ヶ月続ける。 院生の研究・論文指導、訳の分からん事を言ってくる学部生の対応、大学行政の仕事で昼間は自分の研究の時間がとれないから夜が仕事時間。 そうして得た研究の成果をまとめて10ページ(たかが原稿用紙40枚)の論文を書くために半月近く、睡眠時間5時間以下の生活を続けながら、昼間は講義も行う。合間合間で、頼まれた雑誌の原稿を仕上げる。息抜きで、ネットは見るけど(笑)。 ようやく書き上がった論文を査読者と何度もケンカしながら完成させ、研究誌に掲載。その過程でのプレッシャーはいくつになっても感じる。もちろん原稿料などは一銭も入らない。 これを60に近いジジイがやっている。書き終わった後はボロボロ。目はかすむし足は動かなくなるし、両肩はバリバリで息も苦しいくらい。正直、命を削って論文書いている、と思う。これができるのはあと数年だろうな。 要するにどんな仕事でも、楽な仕事なんて無いよということ。
まず、専任になるまでが大変。大学院に10年以上いき、海外でも学位をとって、才能や情熱以前に、莫大な金と時間がかかる。 それでも、ほとんどは非常勤でヒトコマ半期しかもらえず月収2万円で、それさえ打ち切られる人も。 ほとんどが専任になれない時点で、志すのはリスキーだよね。 で、なれたらなれたで大変な点はあるけど、皆が羨ましがってる。 もっとも、私立大学は閉校したりもするんで、同じ教授でも安心できない人もいる。 中には何年も専任で勤めて、納得のいく理由もないまま解雇される人もいる。 また、転職が極めておおい。 はじめは僻地や女子大、短大からスタート。少しずつ都会の有名私立大学や、国立大学にうつるパターン。 でも、知識だけではない、難しいコミュニケーション能力が必要だし、大変だ。 それでも憧れの職業にはかわりなく、よく公務員やマスコミや学芸員の人は、生まれ変わったら次は教授になりたいとか言ってる。 今は任期付が増えて、専任教授が退官しても数年は非常勤でまわし、そのあと一年更新最長3年だったりするし、なる前に自殺された方を知ってる。 ごく一握りの強運の持ち主になるのは至難のわざだと思う。 なれた人は、どんなに大変でも、本当に幸せ者だと思う。
大学教授の仕事について、なりかたが掲載されているサイトです ↓ http://kenkyu.chu.jp/
専任でなおかつ他の仕事との兼業も可能なので教授(私立)になれば収入は医者とかわりありません。 文系は休みが多く、待遇のよい仕事といえます。しかしなかなかなれません。 論文をかなり書かないといけませんしね。しゃべるだけの先生もおられますが、特任とか客員とか 特別扱いの人じゃないですか?有名な人が多いですが。
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