解決済み
社会福祉士、ケアマネージャー、メディカルソーシャルワーカーの違いを教えてください。 資格の概略と具体的にどんな仕事をするのかを教えていただけると嬉しいです。
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私は社会福祉士、精神保健福祉士です。 まず、社会福祉士、ケアマネージャー、メディカルソーシャルワーカーの3職に共通することは基礎学問が社会福祉学・ソーシャルワークであるという事です。 社会福祉士=ソーシャルワーカーという呼ばれる人の日本における国家資格です。 生活困難者、その家族に応じ、『社会福祉援助技術法』という理論に基づき、(電話を含め)面接・相談を行い、生活困難者、その家族の状況や希望に応じた福祉、医療制度を踏まえて問題を解決もしくは軟化させる仕事をしています。 ケアマネージャー=正しくはケアマネジャーと表示します。 社会福祉援助技術論から派生した『ケアマネジメント理論』に基づき、高齢者の場合は介護支援専門員という公的資格を持ち、介護保険制度によるサービスを計画をする仕事です。サービスの計画とは、具体的なここのサービスの種類、説明は割愛しますが、平たく言えば、学校の時間割を作る仕事のようなもので。生活困難者、その家族の状況や希望に応じた介護サービスの予定の調整を行います。 なお、障害者に対応するケアマネジメントを行う人もケアマネジャーと呼びます。こちらは障害者のサービス計画を生活困難者、その家族の状況や希望に応じた介護サービスの予定の調整を行います。資格は現在では指定された経験年数により研修に受講することにより取得できる『相談支援専門員』の資格があります。(無試験ですが、課題があります。) 一部では、「ケアマネは看護師の独占業務」偏った言い方をする人(特に看護師)が居ます。確かにケアマネジメント上では医療・看護の知識・技術が幹をなしていますが、ケアマネジメントはソーシャルワークから派生した援助技法なので、本来ならばソーシャルワーカーこそがケアマネジャーとしての独占業務なのです。と言うと看護師と水掛け論になりますので、「ソーシャルワーカーが更に医療の知識を重ねるべき」と申しておきます。 メディカルソーシャルワーカー(MSW):医療機関おけるソーシャルワーカーの事です。10年位前までは社会福祉士の資格を持たない者でもMSWを名乗る者もいまして、それ自体は法律に抵触しないのですが、現在ではMSW=社会福祉士国家資格を持つ者というのが世間の相場になっています。 例えば、病院にて主治医から病気と怪我の治療の終了、退院を告げられたが、家庭の事情で自宅退院できない人に対して、社会福祉・医療制度を絡めて、その患者に適した環境(自宅退院を含めて)に退院先を決めてもらうのが最終的な仕事ですが、病気・怪我の治療・療養開始時におきましても、患者・家族が経済的に緊迫している時に、院内外(関係機関に)に対して問題を解決・軟化に関わっていくの技術も無いこともないです。 これらの仕事をしている人の待遇は良くありません。理由は日本のソーシャルワークは一方的な福祉慈悲的な思想により発展してしまっているので、特に共産党(員・支持者層)は「人権が、人権が」という言葉が一人歩きさせ、その人の個人感情で、組織の安定・利益を脅(おびや)かす左思想から活動を行っているので、正しい認識で仕事をしているソーシャルワーカーまで組織から煙たがられる傾向にあるからです。 本来、国が認めてくれている国家資格である社会福祉士(ソーシャルワーカー)は国益を踏まえて活動すべきであり、適材適所の医療・福祉サービスを永続的に安定して提供できる社会を作り、ただでさえ崩壊している日本が世界に誇れる国民皆保険制度が消滅させることを防ぐ。そういう活動(ソーシャルアクション)こそが人権を守り、やがて組織からも認められて地位向上、待遇改善、離職率の低下に繋がるのです。 日本と異なり社会学からソーシャルワークを発展させている欧米・欧州では医師・弁護士に次ぐ地位の高さであります。 残念ながら日本の福祉は、上記の事により組織から煙たがられる存在のため、現場で地位向上待遇改善を訴えても、まったく聞き入れられません。 日本においての正しいソーシャルワークを学ぶことを望まれるなら、偏った教育を行わない、右にも左にも柔軟に考える能力を身に着けれる教育機関を選択することを期待します。
なるほど:4
社会福祉士は名称独占の資格ですが、これといって、この資格があれば就労できるということはありません。地域包括支援センターでは、社会福祉士の資格保持者を置かないとならないとなっていますが、これは、例外で、ほとんどは仕事に就いている人が、資格として社会福祉士を持っているということがほとんどです。相談援助が主な仕事ですが、弁護士のように独立して事務所を開いて、成年後見人として活動されている方もいます。 ケアマネジャーは介護保険法の適用で、要支援者や要介護者に認定された方が、介護サービスを利用する際のケアプランを作成し、介護給付の給付管理を行う仕事です。実際には、居宅介護支援事業所で、利用者の方のケアプランの作成を行うとともに、利用者と、実際にサービスを提供する事業者との間の橋渡しを行います。 メディカルソーシャルワーカーは、資格ではなく、名称でしかないので、多くは社会福祉士の資格などを持っているようです。一部では、無資格の方もいるとは思いますが、法律違反ではありません。基本的に、病院の相談室などにいて、利用者と病院の橋渡しを行うのが職務です。入院の場合には、事務手続きもこなし、通院支援を行うこともあります。
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