動物病院での医療廃棄物の分別について質問です。 血液の付着していないシリンジやワクチンバイアルは医療廃棄とせず一般で廃…

Question

動物病院での医療廃棄物の分別について質問です。
血液の付着していないシリンジやワクチンバイアルは医療廃棄とせず一般で廃棄していいものですか？ペットショップ併設の動物病院で働いています。前の職場は個人経営の動物病院で、基本的にシリンジもバイアルも医療廃棄にしていました。今の職場はこれまで医療廃棄のボックスを置いてもらえず、ようやく設置にこぎつけたのですが、血液が付着していないシリンジやバイアルは一般廃棄してくださいと言われました。初めにショップさんに「バイアルはどこに捨ててましたか？」と聞いたら普通ごみのごみ箱じゃないですか？と言われ、正直言ってこんな分別でいいのか不安です。お金がかかるので医療廃棄を減らしたい会社の方針も分かりますが・・・。どなたか教えて頂けますか？

補足

バイアルは主にワクチンもので、生ワクチンもあります。シリンジは基本的に皮下注射に用いたものです。

Answer 1

医療廃棄物には「感染性（医療）廃棄物」と「非感染性（医療）廃棄物」があります。法的に厳密に管理することが求められているのは感染性廃棄物のほうであり、医療廃棄物の処理契約にもよりますが、一番狭い意味での医療廃棄物は「感染性医療廃棄物」になりますので、その動物病院さんのいう「血液の付着していない～」という表現になると思います。注射針のように鋭利なものはたとえ未使用で非感染性のものでも感染性に準じて処理をするのが一般的です。シリンジは鋭利なものではないので未使用であれば非感染性になりますが、直接患畜に使用済みの場合は逆流などのリスクを考えて感染性にすることになります（単なる点滴バッグなどへの詰め込み用は非感染性ですね）。
お話からすると感染性のものを非感染性として廃棄しているようにはみえませんので、書かれている範囲では大丈夫と思いますが、ボックスを置いていなかったことをみるときちんとマニフェストの保管などしているのかな？などといった不安は残ります。

○ 東京都の例
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/resource/attachement/industrial_waste_02.pdf