クラシック音楽の力について

Question

クラシック音楽の力についてクラシック音楽が何の力を持つでしょうか？私はクラシック音楽に大きく惹かれますが、
それを将来の仕事に繋げようって思った時、
クラシック音楽がどう人のためになるかわからないのです。でもクラシック音楽が人の役に立つという確信はあるのです。
音響心理学なんてありますがそういうことではなくて、大昔の人が作った曲がどうしてここまで現代の人に需要があるのでしょう？

将来のことに着いて考えた時、演奏ではなくてもクラシック音楽界を支えたいと思ったのです。アートマネジメントに興味があります。でも、農業などをはじめとする必ず需要のある職業のことを思うと、劣っているように思うし、世界からなくなっても困らないと思ったのです。

だれか私にヒントをください。

Answer 1

芸術家という職業といゆうか、生き方というのは不思議なものです。
陶芸家、画家、俳人、詩人・・・彼らは、たいていは人生の王道からはずれ、苦しみの中に生きつつ多くの人たちは無名のまま、この世を去ってしまったのでしょう。
私たちはこの世に生まれ、去っていくということを、つくづく考えると不思議なことだとは思いませんか・・・

長く生きていると、生きることの矛盾や苦しみとは常に背中合わせなのでしょう。そして、矛盾を感じながらも我々は生きていかねばならない。その時、ふっと心を支えてくれるものは、家族や、恋人や、伴侶であったりしますが、我々が”良く生きよう”とした際、その理想を与えてくれるのが芸術なのだと思います。

だから、我々はいつも彼らの”美”を決して捨て去ることはできないのです。

彼らは、我々が求め、そして現実の自分の醜さに埋もれることから、目を覚まさせてくれる理想をいつも示してくれるのだと思います。
私たちが知性を持ち、発達させてきた歴史は、彼ら芸術家の発達史とともにあったと思います。

この世から、”甘味”を失ったことを想像してみてください。それが音楽が消えた世界に近いと思います。
本当に、我々には不要でしょうか？

ああ、もちろん、クラシック音楽でなくても歌謡曲やポップスでも、芸術には変わりません。
でも、ポップスもロックも、クラシック音楽の上になりたっているのだと思います。

多くの現代のアーティストはクラシック音楽を全く無意味だと思っている人は皆無だと思います。

クラシック音楽というのは現代の音楽の影の骨格になっているのですから。

Answer 2

音楽は娯楽だと思うので、生活していく上で必ず必要というわけではないですね。
音楽業界は厳しいと思います。

また、好きなことを仕事にできている人はほんの一握りだと思います。
きっと、みな現実と折り合いをつけながらやっていくのではないかと思います。

Answer 3

こんにちは。面白いテーマですね。クラシック音楽は、美を追求したものだと言われています。つまり、わかりやすく言えば「快適さを追求した娯楽」ですから、嫌う人が少ないのは当然と思います。
さらに、ある人にとって「力を持つ」ためには、その人がある作品を若い頃（中学校～高校時代？）に聴いた体験をもっていることが必要条件になると思います。聴いたことのある曲をもう一度聴くということは、「頭の中で歌う」という行為が伴います。この「歌う」という行為が、何か重要な意味をもっているのではないか？と私は考えています。その証拠に、初めて聴くような作品で素晴らしいと思うものは非常に稀です。その作品の美点がどういうところにあるかは、ある程度繰り返して聴くことが必要だと思います。これはその作品と聴く人の相性の問題だと思います。運命的な作品だったら一瞬でその価値や「力」を感じ取るものなのでしょう。
余談ですが、人によってはクラシク音楽ではなく、ジャズやロックでも「力」を持つものは少なくありません。やはり、その人の生育歴というか、若い頃の音楽体験が重要なカギを握っているのではないかと推測いたします。
古い音楽では、私はダウランドとJ.S.バッハの作品をよく聞きますが、古いどころか逆に新鮮味を感じるときさえあります。そういう意味では、人間の音楽感覚は昔からさほど変わっていないのではないかと思います。あと１００年経ったら、スーパーマーケットのBGMで現代音楽が流れるようになるでしょうか？私はならないと思います。人間の「快適を求める感覚」を無視したような音楽は、決して広く愛されることはないと思うのです。
長々と失礼いたしました（^^）。

Answer 4

芸術に、説明は、要らないと、私は、思いますが。