このばかばかしい頼みを、どうしたら良いでしょうか？

Question

このばかばかしい頼みを、どうしたら良いでしょうか？学校の教頭を務める親戚が悩んでいます｡

上司の校長はワンマンな人物で、部下の先生たちと度々トラブルを起こしていました｡
その度に教頭の自分が仲裁に入って収めるのが、とても大変だったそうです｡

今年はその校長の言動にほ強く批判する勇気ある先生が現れたので、
しばしばその先生といがみ合っています｡気性の激しい先生です｡Ａ先生としておきます｡

ところが最近校長は、他の先生にやけに親切になり機嫌を取るようになりました。
（どうしたのかな。）と思っていたら、その代わりＡ先生の悪口を盛んに集めていました。
昨年度の保護者のつまらない苦情とか、他の先生との些細なトラブルとか。

先日校長に呼ばれ「実はＡ先生を、指導力不足教員にねつ造したい。協力したまえ。」
と命令されました｡

A先生に腹が立ってたまらないので、仕返しとして指導力不足教員にでっち上げて
県立教育センターに飛ばして退職に追い込みたいんだそうです｡

だいぶＡ先生の悪口を集めたので、教頭である自分が協力してくれれば、
指導力不足教員に仕立て上げる事ができるとか。
教育委員会とは既に手回し良く、話がついているそうです｡

校長をいさめましたが、ワンマンなので聞こうとしません｡
この校長の馬鹿馬鹿しい依頼を、どうしたら良いでしょうか？

Answer 1

指導力不足教員のねつ造って、良く耳にしますね。

その校長がそう言い出した理由は、日本では指導力不足教員のねつ造が
簡単にできる仕組みになっているのが根本原因だと思います｡

①日本では他の国と違って、指導力不足かどうか決める判定会議の委員が
　教育委員会が依頼したり推薦したりした人物ばかりで構成されている。
　（他の国では労働組合・教員・市民団体の代表や、野党の推薦者が混じっています
　＝でっち上げを防ぐ為です）

②校長が指導力不足教員にしてくれと申請した書類、判定会議の会議内容などが
　たとえ本人が請求しても公表されないか、まれに公表されても「この部分は非開示、
　この部分も非開示」と肝心な所は分からない。
　（他の国では公表されています＝でっち上げを防ぐ為です）

③本人が判定会議に出席を認められていないので直接反論する事ができない。
　また非公表な事だらけで、何を元に反論するのかそもそも不明。

などおかしな仕組みに政府がしてしまいました｡
それも「タウン･ミーティングのやらせ」など、世論操作をしてです｡
でっち上げと行う事を意図しているのが見え見えで、頭かくして尻隠さずの噴飯物です｡

このため国連で１９６６年採択された、教員の人権を守る為の規則
「教員の地位に関する勧告」↓にも違反している為に、国連でも大きな問題になっています｡
http://www.aikoukyo.com/seinenbu/siryou/kankoku1966.htm

ＩＬＯ（国際労働機関）とユネスコ（国連教育科学文化機関）の
合同専門委員会（CEART＝セアート）が、既に日本政府に是正勧告を出しており
（CEART＝セアート・リポート）↓日本に調査団を送る事が決定しています｡
http://ja.wikipedia.org/wiki/CEART%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88

もちろん指導力不足教員のでっち上げは犯罪です｡常識で分かる事です｡

指導力不足でない者を指導力不足教員と認定するよう申請書類を出すのですから、
まず校長には公文書偽造罪（だから公表したくないのです｡公表しないのは、
世界中で日本だけです。国連はそれで問題化しているのです）。
でっち上げに基づいて、研修施設に行くように強要するのですから職務強要罪。
でっち上げでその先生が悩んで、精神病にでもなったら傷害罪です｡

例えば宮城県では、住民運動の有志だった教師がねつ造された際、
「恣意的な長期特別研修制度（指導力不足等教員研修制度）をなくす会」↓
http://www2u.biglobe.ne.jp/~todachan/hukki.htm
が結成されたり、香川県では「指導力不足教員」の不当な認定を許さない会↓
http://www.niji.or.jp/home/kakyoso/homepage/futounintei/futounintei.htm
が結成される大騒ぎになっています。Ａ先生の場合も、いつそうなるか分かりません｡
大変なトラブルに巻き込まれる危険性があります｡

あなたのご親戚の教頭さんには、決してねつ造に加担しないように忠告してあげて下さい｡
下手すると犯罪者の共犯になり、免職になったり逮捕されたりする場合も考えられます｡

Answer 2

この文を印刷して、教頭先生に見せて加担しないように説得しましょう｡

指導力不足教員の認定をくつがえし、職場復帰になった例です。

１：　教員世界のいじめ・排除事件
　Ｏさんは、１０年ほど他市の学校で勤務の後、２００４年４月

八街市立Ｎ小学校に着任した。３年生の担任になったが、「仮説実験授業」など教科書にない学習を積極的に導入するなど、研究熱心で意欲的な学級運営をしていた。
　ところが、その積極的学級運営にＨＴ校長（当時）・Ｙ教頭が文句をつけ、管理職の意のままにならないＯさんを問題視するようになった。管理職は、八街市教委を抱き込み、保守的なＰＴＡ幹部にも働きかけ、Ｏさんのあら探しを行い、いちゃもんをつけ、授業・学級運営への干渉を執拗に続けた。
　ＨＴ校長は、２００５年２月には、Ｏさんを「指導力不足」教員として、「特別研修教員」にするよう調書を書き、八街市教委の申請書に添付した。

２：　詳細な反論は検証されず、「特別研修Ｂ」の決定
　Ｏさんは、県教委の「特別研修教員」判定会に、詳細な意見書（反論書）を提出し、ＨＴ校長のでっち上げ調書のうそを暴露した。
　しかし、県教委は、Ｏさんの事実にもとづいた詳細な反論を何ら検証することなく、八街市教委のでたらめ申請書を全面的に認めて、「特別研修Ｂ」との決定を下した。
　結局Ｏさんは、２００５年４月から勤務校を追い出され、千葉県総合教育センター（以下「センター」）で１年間の「特別研修」を受けさせられることになった。

３：　センターや他市では高い評価
　Ｏさんは、センターではレポートを量産し、示された課題は順調にクリアした。
　９月にあった船橋市の学校の障害児学級での実践研修でも、子どもたちや担当教員、管理職から積極的な評価をもらった。

４：　八街市の学校では、不可解な実践研修の途中打ち切り
　１０月に行われた八街市での実践研修（２校）では、子どもたちとの関係や授業はうまくいった。子どもたちに書いてもらった授業後のアンケートでも、おおむね好評だった。　ところが、参観した八街市教委の指導主事たちや校長らは、あら探しのけちつけを行い、２校とも終了日前に突然の実践研修打ち切り命令が出された。

５：　不公正な判定会で、「特別研修Ａ」を決定　
　Ｏさんから相談を受けた学校合同は、それまでの動きを分析し、県教委に申し入れを行い、Ｏさんの判定会に同席することを要求した。しかし、このまっとうな要求は無視され、県教委による独自の事実調査もなかった。
　その後、自己情報開示で出てきた八街市教委のでたらめ「研修状況報告書」（センターでの研修継続を要求）…
以降http://www.mdn.ne.jp/~ggk/parts/news.htm

Answer 3

まずは生徒さんのことを考えていただきたいと思います。

Answer 4

校長に信頼されているんでしょうが、コトはでっちあげの共犯になれということですから、自分がどうしたいか？ですよ。
出世できるかも知れませんが、反撃だってされるかもしれません。

あなたの話も伝聞に過ぎませんのでどこまで事実に近いのかもわかりません。
一過性の感情論だったなんてこともあるでしょう。

周囲の先生の考えもあるでしょうし、校長先生の力関係と人間関係、Ａ先生との人間関係もあるでしょう。まるっきり捏造となるとそうそう校長の計画のように運ぶとも考えにくいです。

私だったら、そんな校長は嫌いですし、嘘で他人様の人生を陥れたくないので、やんわり断りますが、
それでも聞かないなら、（いまのうちからやりとりを録音しておいたあと）一喝し、そんな校長では後日矛先をかえて教頭を落としいれかねませんから、証拠のコピーを突きつけて機先を制して逆に脅します。
校長といえども組織のトップではなく、任命権者でもありません（だからそういうチマチマの陥れる証拠をかき集めている）から、悪事の証拠があれば屁みたいなものです。

ただ、相談というのは、既に決めてしまったことを他人に裏うちして貰う手段ですから、実は他人の意見の良し悪しで人間は採用しないのです。自分が決めてしまった考えに同意する意見だけを求めているのです。