解決済み
研究医の道のり皆さん、こんばんは。 おはようございます。 こんにちは。 唐突ですが、私は研究医になりたいです。 臨床医には今のところ、そんなに強い志はありません。 研究医になる最短のルートを教えてください。 医学部に入学する ↓ 医学部(全6年制)を卒業する ↓ 医師国家試験に合格する 素人考えでは、こんな感じですが…、この先の2年間の卒後臨床研修は受けますか? 研究医を最初から志している人は受けなくてもいいのですか? 研究医志望は、大学院に行くのが最短ですか? 修士、博士とかありますよね? よく分かりません。 素人の私にどうか教えてください。 よろしくお願いします。
夢はノーベル医学生理学賞です。 そして患者さんを救いたいのです。 そのための研究医になりたいです。 今のところ、研究しか考えていません。 私は精神医学について研究したいです。 それを踏まえて、お勧めの国公立大学があれば、教えてください。 それからMD-PHDコースのある大学に行ったほうがよろしいのでしょうか? ちなみに私立ですが、早稲田大学の先進理工学部生命医科学科はどうでしょうか? 研究を行えるのではないでしょうか?
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国立大学医学部医学科の教授で、外国で4年間、研究しました。国立研究所や複数の国立大学医学部でも研究してきました。いくつかの大きな学会の理事にも就いています。 あなたがどのような研究医を目指しているかによります。 研究医といってもピンからキリかであります。ノーベル賞とは言わないものの、世界トップレベルの研究者になりたいのであれば、初期臨床研修を受けずに、一流の研究室の大学院生になって、3年で優れた論文を書き、早期修了して米国留学しましょう。これが最短の道です。(収入のことは考えていません。) 九州大学の中山教授は「研究医を目指しているのに、初期臨床研修をやるのは最悪の選択だ。」とおっしゃっています。初期臨床研修に進めば、ほとんど研究医として基礎の大学院に戻ってくることはありません。なぜなら、大学で研修すると、いろんな科から勧誘されて結局臨床医になってしまうからです。また外の病院で研修すると、外の病院のぬるま湯につかり、専門医資格の誘惑にはまり、大学には、少なくとも基礎研究室には、まず戻って来ないからです。 すなわち、初期臨床研修に進んだ時点で研究医を放棄したことになります。折衷案として、岡山大学でやっているようなアートコースがあります。卒後すぐに大学院に入り、最初の2年間は初期臨床研修を行い、残り2年、基礎教室で研究して学位をとるというものです。初期臨床研修の後に必ず、基礎研究をするというヒモ付きで研修をするわけです。 これとは別に、徳島大や医科歯科では、4年生で基礎研究コースに入り、3〜4年間研究だけを行い学位を取得、その後、4年生に戻り、臨床実習、医師国家試験というコースもあります。 本当に、研究医を目指すのであれば、上記のようなコースを検討するべきです。 ただ私の経験では、入学時、研究医を目指していた10人中9人が臨床に進みます。あるいは10人中10人かもしれません。もし何が何でも世界トップレベルの研究者を目指す、という強い意志がなければ、岡山大学のようなアートコースがちょうどよいのではないかと思います。医学部に入学してから考えても遅くはありません。 ちなみに大学の臨床科で研究をしている医師は、通常研究医と呼ばず、臨床医です。 ****補足について**** >早稲田大学の先進理工学部生命医科学科はどうでしょうか? 小保方さんで有名になりましたが、少なくとも精神医学領域では早稲田出身の著名な研究者を私は知りません。また神経精神医学研究領域で早稲田出身の人はかなり少数だと思います。そもそも医師免許をもっていないので研究医とは言いません。また学部段階では研究手技のトレーニングが中心で、研究はほとんどしません。本当の研究は大学院からです。 >お勧めの国公立大学があれば、教えてください。 もし安定しなくてもよいなら(本当にMDを持っていない人は就職が厳しいですが、それも考えなければ)、京大薬学あたりがよいと思います。精神医学の薬剤や新しい治療法開発の研究ができます。東大でもいいですが、理科II類から薬学に進める保証がありませんので。安定を望むと医学部でノーベル賞は遠のきますが、その場合、旧帝大がよいと思いますが、そうでなくてもあまり変わりません。学部の6年間はほぼ医師養成のトレーニングだからです。医師免許取得後、大学院で自分の理想の研究室に進みましょう。 >それからMD-PHDコースのある大学に行ったほうがよろしいのでしょうか? MD-PhDコースですが、あってもなくても関係がありません。あなたが研究室に出向いて教授に頼めば、たいてい研究させてもらえます。 wkempff06さんのご意見 >別に、臨床系の人が学生をたぶらかして臨床系に引っ張っているわけではなく、 大学の臨床科は明らかに、初期研修医をたぶらかすに近いものがあります。断っておきますが、これが悪い訳ではありません。大学も一般の病院に若手を取られて死活問題だからです。2年間みっちりと勧誘の機会があります。 >初期臨床研修くらいで能力を発揮できない人は、もともと研究に適性がないのだろうと考えます。 ノーベル賞の山中先生ですが、初期研修で能力を発揮できませんでした。
なるほど:5
補足拝見 基礎医学の研究は、医師免許が無くても担える部分が大きいです。早大先進理工は、一つの選択肢と思います。しかし、医師でない人が基礎医学の研究で安定したポストを得る確率は、非常に低い、という実態を理解してください。1万人以上のバイオ系・基礎医学系ドクターが、臨時雇用、短期雇用の不安定なポストを渡り歩いて漂流しているといわれています。 igakukenkyu先生の言われることは事実と存じますが、別に、臨床系の人が学生をたぶらかして臨床系に引っ張っているわけではなく、基礎医学が、医師に魅力的なキャリアパスやポストを提示できていない、という結果にすぎません。 従って、PHD-MDコースのような、学生の囲い込みのような施策には、私は反対です。 研究で成功することは生易しいことではありませんので、初期臨床研修くらいで能力を発揮できない人は、もともと研究に適性がないのだろうと考えます。 基礎医学の研究室だけでなく、臨床医学の研究室からも、NatureやCellなど一流雑誌の論文が出ていることを付記します。 ===== 研究医も、臨床系と基礎系はずいぶんと違います。 臨床系の研究医であれば、新技術の臨床応用が中心となるので、医師養成の標準的コースがいいでしょう。 今はバラエティに富んでいますが、下記のような感じです。 ・医学部入学 ・医学部卒業 ・医師国家試験合格 ・初期臨床研修(2年間) ・医局に入局(専門(整形外科とか、呼吸器内科とか、、、、)を決定します。 ・医局にて数年勤務(専門医資格取得)後期臨床研修と呼ぶ場合あり。 ・大学院入学(医師をやりながら、大学院で研究を行います) ・大学院修了(博士(医学)取得) というのが標準でしょうか。現在、後期臨床研修必修化が議論されています。 大学院は、医師の場合、修士課程は基本的には無く、4年制の博士課程になります。 この期間は研究に没頭することになりますが、週に1~2日、診療のアルバイトをやり、生活費にする場合が多いです。#ただし、医局に所属すると、大学院に行かなくても、大学病院に居る限り、学会とは縁が切れませんし、研究も行う場合が多いでしょう。 基礎医学の場合 MD-PHDコースのように、初期臨床研修をスキップするコースもありますが、旧帝大クラスで、一学年数名以下です。臨床に興味が無く基礎研究に専念する医学研究者を早期に育成する目的です。 しかし、ほとんどの人が、基礎医学志望であっても、初期臨床研修は行います。基礎医学から臨床にかわる場合に、ハードルが低い、というのもあり、臨床応用をやる場合に経験値が高いほうがいい、ということもあります。 基礎医学を志望するなら、初期臨床研修を修了し、基礎医学の医局にはいり、同時に大学院にはいる、というコースがいいような気がします。
大学院に通う間収入がありません(むしろ学費を納める必要がある)。そのため医師のできる時間拘束の少ない当直バイトや外来バイトで稼ぎつつ研究をすることが多いです。そしてその為には最低初期臨床研修を済ませていなければなりません。 また医療現場の常識を知らないと研究行う上でも苦労すると思いますよ。
例えば北大医で言うところのMD-PhDコースみたい研究者育成コースもありますが、、、 現時点では医師免許とってから研修医を2年間受ける医師が圧倒的に多いですよね。 医学部6年いるうちに、臨床に興味出てくる人もその逆もいます。 長い学生生活ですから。
なるほど:1
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