自衛官候補生と一般曹候補生は昇進などどのような違いがありますか？

Question

自衛官候補生と一般曹候補生は昇進などどのような違いがありますか？イメージで一般曹候補生は初めから曹や幹部になるレールが敷かれていてそれなりの教育が行われる。

自衛官候補生はそういう待遇がないイメージです。お金ためて民間に就職や自衛隊で行くのも契約試験があったり昇進もしづらいらしいのですが。

自衛官候補生が超えられない壁があるのでしょうか？（一般曹候補生と比べて）

あと退職金も違うのですか？

Answer 1

基本的な違いがおわかりでないようです

・一般曹候補生として入隊し三曹に任官した時点で、昔でいう職業軍人・・今は職業自衛官となります。身分は定年まで保証され、自ら辞めない限り定年まで自衛官として勤め上げることが出来ます

・自衛官候補生は以前は任期制自衛官と呼ばれていました。それは一任期ごと（海･空は3年、陸は2年）にいったん退官しなければならないということです。もう一度勤めたければ再任官が希望できます。2期目は海・空･陸すべて2年です。で二年後またいったん退官しなければなりません。つまり二年毎の有期雇用契約なんですよ。

さあ、三任期目を希望したとしましょう。今度は希望が叶う可能性は少なくなります。よほど優秀か、曹候補への昇任試験に合格出来そうな方しか自衛隊は再任官を認めません。たいていの方はここでお役ご免です。つまり5-6年後にはまた自衛隊とは別な就職先を探す必要があります。

三曹になれない限りは、自衛隊は定年まで勤められる安定した職場ではないんですよ。それが自衛官候補生と他の自衛官の違いです。

Answer 2

"昇任"には既に適切な回答があるので、退職金について補足しておきます。

自衛官候補生、めでたく３曹昇任し、定年まで勤めたら、
一般曹候補生との退職金は大差ないです。=若干違ってきます。=少ない。

しかし、これには、退職金が異なると言うことではないです。
自衛官候補生=２年ないし３年の契約社員です。
任期満了することで、満期金=特例退職金と言うモノがあります。
２年満期で５４万円、３年満期で９０万円 ※少し古い数字。

自衛官候補生はコレを2回ないし3回程度貰えます。
そして、３曹昇任した場合...昔は少し返納していますが、最近は不明です。
定年退職が５４歳として．．．
一般曹候補生=18歳で入隊、定年=54-18=36年間相当の退職金
※自衛官候補生、仮に5年で３曹に昇任出来たとします。
自衛官候補生=18歳で入隊、定年=54-18-5=31年間相当の退職金
５年間相当の退職金はかなり大きい。
でも、若いときに"満期金"として既に貰っているものです。

若いときに50万貰うか、定年退職後に、利子付きで貰うか?の違いです。
ちなみに、一般曹候補生が自己都合で３年後に退職しても、満期金はナシです。
若いとき、2年ないし3年間、
自衛隊で自分を磨くと言うような場合、自衛官候補生の方が良かったりします。
定年退職して4.5年経過、少し事情が異なってる場合もあるかも知れません。

Answer 3

民間でいう正社員と契約社員の様な感じですかね。
教育については大差がないと思います。
昇任も正直大差がないと思います。個人的な印象ですが、候補生の方が昇任意欲が強く頑張る人が多い様に感じます。
候補生だから越えられない壁なんてありません。本人の頑張り次第です。
定年まで勤務したならば退職金も殆ど変わりません。