正確には、「職業訓練学校」「職業能力開発学校」という施設・機関はありません。 より正確にいうならば、「学校教育法」の第一条に、「学校とは、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。」と規定があり、つまり、これら以外の類似機関は、本来、学校ではなく学校を名乗ってはいけないものです。 従って、職業訓練学校や職業能力開発学校というものはあり得ないわけなのです。 さて、ご質問は「職業訓練校」と「職業能力開発校」の違いということだと思いますので、その前提でお答えします。 えー、要は同じです。ただし、公共職業訓練校については。 以下、ややこしいですが解説してみます。 そもそも「職業訓練」は、「普通名詞」でして、普通の一般的な名称のことです。 一方、「職業能力開発」は、法律上の名詞・用語です。 「公共職業訓練」は、「職業能力開発促進法」という法律が根拠法令でして、法律名にもあるとおり、職業能力を開発することを目的としたものです。 この法律では、職業能力を開発する施設を「職業能力開発校」と規定しており、これがいわゆる職業訓練校というわけなのです。 なお現在は、平成23年にできた「特定求職者就職支援法」という別の法律に則り、「求職者支援訓練」という職業訓練制度も存在します。 この求職者支援訓練を実施する施設も普通名詞上の「職業訓練校」といえますが、厳密に言いますと、職業能力開発促進法に基づく施設ではないので、こちらは「職業能力開発校ではない」ということになります。
職業訓練校には運営母体が違う形態が有ります。能力開発学校(通信教育制度の訓練校も有ります)とは、国が運営する訓練校で、他は地方自治体が運営する形態と一部民間委託を行っている訓練校が有ります。
< 質問に関する求人 >
幼稚園(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る