解決済み
こんばんは。呼吸器外科の将来性ってどうですか? 脳外科や心臓外科と同じくらい将来性はあるのでしょうか? 呼吸器外科は他の外科と比べてかなり規模が小さくありませんか? 大学病院には必ずあるようですが、市中病院や私立総合病院には設置さえしていない病院も多いと思います。 それは手術適応の呼吸器疾患を持つ患者が少ない事が理由なのでしょうか? 確かに呼吸器は、鼻腔 咽頭 咽喉 気管支 器官 肺 胸郭だと思うので、大部分が耳鼻咽喉科と被っていると思います。 また多くの医師が心臓外科専門医を取得し、呼吸器外科に従事されていますが、両科の関連性はそれほど深いのですか? 関東のある病院にサイトを見ると呼吸器外科は他の外科と比べて楽そうですが、実際のところはどうですか? http://saitama-hospital.jp/service/thoracic-surgery_training.html あと、医師としてのハードさ(忙しさ)は、外科医>内科医で間違いありませんか? 循環器内科だけは別格に忙しいと聞きますが…。 結局のところ、患者と接する機会の多い診療科と急患の対応をしなければならない診療科が忙しいわけですよね? 呼吸器外科のQOLがそこそこ高く競争率も高くないのであれば嬉しいです。
ありがとうございます。 疑問なのですが、何故外科医は外科専門医から各科の専門医を取得するのでしょうか? 確か、外科専門医を取るのに数年要し、卒後7年で各科の専門医の受験資格が得られたと思いますが、正直、脳外科の先生が胸部をやったり胸部の先生が腹部をやる事は少ないわけですからそんなに意味があるのですか? 内科に当てはめても消化器内科の先生が循環器の症例を積む事はないですよね?
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確かに、呼吸器外科の先生の数は多くないですよね。 心臓外科にしても、消化器外科にしても、呼吸器外科にしても、まずは外科専門医という、胸部も、腹部も見れる資格が必要であり、その上に取得するのが、心臓血管外科や呼吸器外科、消化器外科医になる、二段階方式ではないかと思われます。 そうすると「胸部外科」として心臓外科とまとめられていたり「心臓血管外科の中の一部門」として呼吸器外科のポジションになっている大学も少なくないと思います。 心臓と肺は「開胸」「胸を扱う」という意味では近いと思いますが、心臓外科と呼吸器外科の手術をみたけれど、あくまでも外から見た印象ですけど、全然、別の手術、という印象を受けました。今は違うのかもしれません。 心臓外科が、ものものしい空気で、冷気ガンガンの部屋で、タイムアタックのように手術時間を短縮する為に、4-5人がかりで、高速で緻密な手術をするので、超体育会系という感じでしたし。 呼吸器外科医は、VATSとか、オペレーターと助手の2人で、のんびりした空気で、和気あいあいとやっているのを見て、なんか、別物だな…と思った事があります。開胸して、血管を縫合するとか?緻密な手術になると、心臓外科に通ずるものがあるのかもしれませんが…。 呼吸器外科が、他の外科よりラクなのかどうかは、大学とか病院にもよるのでしょうから、一概には言えないのでしょうが。少なくとも、私の知っている呼吸器外科の先生達は、確かに、他の外科よりも、帰宅時間が早いし、休みもきっちりとってるし、緊急呼び出しや緊急手術も、少ない印象でした。 呼吸器外科の数が少ないのは、多分、呼吸器疾患の初期対応とか救急は呼吸器内科が対応できるからだと思います。手術が必要なら、後日、大学とかに送れば良い。 逆に、脳外科とか、消化器外科、循環器内科は、二次救急に不可欠なので、多分、数が多いんだと思います。 将来性については、私は呼吸器外科ではないので分からないのですが。今のところ、肺癌の根治療法として、手術の有用性は明らかですし。気胸の治療とか、縦隔腫瘍とか「呼吸器外科がいらなくなる」という事は現時点では、考えにくいです。抗癌剤の効果があがり、手術症例が減る、という可能性はあるかもしれませんが。 医師の忙しさは、外科医>内科医、とは限らないです。 内科でも、循環器内科、消化器内科で救急バンバンとるようなところでは、超忙しい、という事になります。また、外科といっても、形成外科とかQOLの高い科もあります。 ただ、一般的には、消化器外科、心臓外科、脳外科とかは、忙しいとは思います。整形外科は病院によります。 おっしゃる通り①扱う疾患が一般的な疾患であり対象患者が広い事②生命にかかわる重症患者を持つ事③救急を扱う事、が忙しいというか、大変な科という事になるので。 呼吸器外科は①肺癌は一般的だが、呼吸器内科が主治医になっている事が多いので、外科が扱うのは一部分②転移しまくるとか、超重症例は、むしろ手術適応にならないので、患者の回復は良い事が多い③救急で呼吸器外科が呼び出される機会はあまりない。 と考えると、QOLは高いのかな? 多分、呼吸器外科とか、そんなに入局員の数は多くないと思うので、競争率も、そこまで高くないんじゃないかなとは思います。 補足について: 確かに、消化器外科医が、心臓の手術、肺の手術など、胸腔の手術を経験する事がそこまでメリットはないと思うので、多分、外科専門医に必要な胸部症例数は多くなかったと記憶しています(かわってたらゴメンナサイ) 逆に、心臓外科医は、大動脈解離などで、腹部も手術をしないといけないので、腹部の治療経験は必須だと思います。 あとは、質問者さんの言う通り、脳外科が胸の手術を経験する意味はないので、外科専門医の資格は不要で、いきなり「脳外科専門医」になります。整形外科とかも同じで、外科専門医とは別個の「整形外科専門医」という資格です。 内科は、完全な二段階方式ですね。消化器内科も、循環器内科も、まずは「内科認定医」(今後、資格上は内科専門医に移行する予定だそうです)として、内科全部を網羅する必要があります。なので、消化器の先生も、循環器の症例を絶対に経験していると思いますよ。 というか、内科の基本は総合診断能力なので、心不全の治療も出来ない消化器内科医とかは、内科医としては「使い物」になりません。
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