私は、昔、市役所の一般行政職の職員をやっていました。 当時は初級(高卒)20名と上級(大卒)5名の2つの採用区分がありました。 建前は合格者は採用名簿にのり、順次採用でしたが、実態は筆記・面接試験合格=採用でした。 一般行政職で採用されると、高卒でも定年までに全員が課長補佐の地位が約束されており、かなり優遇されます。(技能職・嘱託・臨時職員として採用されるとこの特典はありません。) 私の市では大卒採用でも約四分一は課長補佐で定年で、課長になれるのは四分の三程度です。大卒は40歳で係長、50過ぎて課長が標準的な出世です。 ごく少数の者が部長・副市長に昇進します。現在、高卒で課長になれるのは5人に1人程度の激戦です。高卒でも市長に気に入られると部長になる人がごく少数います。 当時はコネ採用される人がかなりいるようでした。市会議員や市役所幹部の口利きで採用される人がいたのです。現在は大卒だけが年に数名採用されるだけで一般行政職の高卒採用はなくなりました。大卒は、旧帝国大学以上の有名大学卒業でないと採用対象にならないそうです。でもまれに地元の地方国立大卒業者が採用されることがあります。消防だけは高卒の採用をしています。 約千人いる職員の中には、兄弟(姉妹)で採用されている人がかなりいますが、こういう人たちはたいていコネ採用です。現在はコネ採用はないみたいです。 市役所ごとに採用・昇進の形態は違います。市によっては係長昇格試験・課長昇格試験を実施するところがありますが、私の市では昇格試験はありません。ボーナスは5ランクの査定があり、働きぶりで金額が違います。私の市役所ではこのような採用・昇進が行われています。 バブル経済がはじけてから、全国的に市役所の採用基準がかなり上がりました。(以前は三流大学卒業者が大量に採用されていました) 私の市の市役所職員(一般行政職)になるには大卒の資格が必要です。
1人が参考になると回答しました
専門職(保育司、保健師など)以外の事務職であれば何も資格は必要ないっす。高卒の資格さえあればいいです。もっと細かく言えば、受験資格年齢にさえ当てはまっていれば学歴不問でございます。
2人が参考になると回答しました
資格では無く職員採用試験に応募して合格して採用されれば良いのです。
自治体によっては、「高卒」「大卒」などの区分がありますので、「最終学歴」として「高校を卒業している・する見込みである」「大学を卒業している・する見込みである」という事が「応募要件」になっている場合があります。 又、「市役所職員の採用試験を受ける」ではなく、「市役所職員になる(=採用される)」為には、「採用試験合格」「採用予定者名簿に載る」という事が必要です。
1人が参考になると回答しました
< 質問に関する求人 >
市役所職員(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る