声優の仕事は不安定と言われていますが

Question

声優の仕事は不安定と言われていますが声優は非常に競争率が高く、実力が重要でなくコネが仕事に直結すると聞きます。
また、常に仕事があるわけではないので、声の仕事がない場合はアルバイトをしなければならない、とのことです。
こう聞くと、声優だけが不安定で一部の人しかなれない職業のように思えますが、下記の職業は声優に比べたら安定しているのでしょうか？

・通訳(英日)
・翻訳(英日)
・ピアノ調律師
・弁理士

また、声優の競争率が高いのは声優の仕事全般についてのことですか？
多くの人がアニメをイメージしていると思いますが、洋画の吹き替えやテレビ番組のナレーション、ＣＭのナレーション、企業のPRナレーションなども仕事を得るのは至難なのでしょうか。

Answer 1

日本には３千人くらい声優がいて、そのうち仕事ががあるのは１割と言われています。これは洋画やナレーションなど全部含めてです。完全な競争社会ですので、わずかな勝ち組だけが大量の仕事を独占し、負け組みには一切回ってこない、そういう世界です。
基本的に歩合制の仕事は不安定で、固定給のサラリーマンは安定しています。例えば、通訳、翻訳、弁理士の仕事と言っても、大半の人は通訳や翻訳だけをやってるわけではなく、通訳の能力をもつ営業マン、弁理士の能力をもつ事務員などとしてサラリーマンをやってるという人の方が多いです。そういった人は企業も欲しがりますし、待遇も安定してます。こういった職業は他の職業と組み合わせた業務が可能なので、色々つぶしがきくわけです。
しかし、通訳だけ、翻訳だけ、弁理士だけでやっていこうとすれば、個人の能力とコネクションの多さだけの問題になりますので、待遇は安定しません。その代わり成功すれば一般のサラリーマン以上の収入を得ることも可能です。
ピアノ調律師はその点、他の職業との互換性が無いため安定性に劣ります。また、少子化にともないピアノの台数は今後減る一方でしょうから、将来性も無さそうだとは言えます。

Answer 2

声優になるのは難しく、多くの人にとっては山あり谷ありの道です。競争率も非常に高いですね。ただアニメに出たいから、好きな声優に会いたいから、自分にもできそうだからといった安易な動機の人も多いです。まぁ、志望動機は何でもいいのですが、憧れだけでは声優にはなれません。
本気で真剣に声優を目指している人たちはどのくらいいるでしょうか。個人的には、本気で声優を目指しているのは「声優になりたい」と発言した人の中からせいぜい３０％～３５％程度の人たちではないかと感じます。

確かに、コネも大切です。コネというと少しダークな感じはありますが、この場合のコネは、人とのつながりを増やすことだと思います。人に好かれるのが大事です。声優の大塚明夫さんも、「人に好かれる人になれ」とおっしゃっていました。

プロダクションに所属するのも難しいことですが、声優として立派になるのはもっと難しいです。プロダクションに所属した段階では、まだまだヒヨコと言えるでしょう。声優の仕事がなければ収入もゼロなので、アルバイトをしている新人声優さんも少なくありまん。

競争率は、プロダクションに所属することも含め、アニメの配役を得ること、仕事を得ることも含まれています。おっしゃる通り、声優全体についてだと思います。

通訳・翻訳関係、ピアノ調律師、弁理士については詳しくないのですが、どれも難しそうな仕事ですね(^^;) でも、努力をすれば絶対になれる職業だと思います。
声優は努力だけでは絶対になれません。生まれ持ったモノや、ある程度の運命的なモノは必要なのかも知れません。あと、周りの人を追い越していけるパワーと実力は必要です。

実力とは、演技力とか歌唱力ではなく、豊かな人間性、人に好かれる性格、たくさんの人生経験、高いコミュニケーションスキルなど。これらの能力は、ふつうの社会人の何倍も必要です。

ざっと回答しましたが、ご参考に<(_ _)>

※回答は全て個人の意見です。