解決済み
校正証明書付の計測器は、保証書だけでは品質が証明できないのでしょうか?社内審査の担当者で計測器の校正に関する業務を行うことになりましたが、客先から新品でも保証書だけでなく校正証明書を要求されています。保証書が付いていれば性能は1年以内なら保証されており検査も合格しているものが製品となり万が一、不可なら修理しますよというのが保証書の意味だと思っていましたが品質が保証されているにも関わらず証明にこだわり新品の校正証明書が要求される意味が解りません。代理店やメーカーにも校正証明書付をつける意味を聞いてみましたが、どちらも品質を証明するものですがお客様の要望により校正証明書を付ける場合もありますと答えられました。一応、JIS等の規格を調べてみましたが素人なのでよく解りません。校正証明書無しの新品と校正証明書付の新品の違いの意味、または校正証明書付の新品でないと満足できない旨が書かれている公的な規格をご存知でしたらご教授お願いします。
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こんにちは! 測定器を購入する側の立場からすると、「校正証明書」は必須ですね。 測定器の保証書というのは、測定器の動作的な部分を保証しているにすぎず、「校正」の作業が合格していることを保証していません。測定器が新品であっても、「校正」には合格している必要があります。貴社の測定器の出荷検査がどのようなものかはわかりませんが、ユーザーにとっては「校正証明書」が必要なのです。ここを理解していただきたいと思います。 ぼくら、医療機器の開発や品質保証に携わってる業務に関しては、商品の出荷テストや開発記録に載せるデータは、社内の業務マニュアルですべて「校正」された測定機器で測定することになっております。そのため、新しい測定機器を購入した際は、メーカーから必ず「校正証明書」を取り寄せますし、購入した測定機器も、1年または2年ごとに「校正」を外部に依頼しています。 社内の業務マニュアルというのは、私たちの会社はISO9001の認証を受けているので、品質基準の社内文書に測定機器の「校正」を定めているのです。仮に「校正」されていない測定機器で測定を行った場合は、データはすべて無効となりますし、ISO9001を査察する外部の団体からも確実にチェックが入ります。測定器の「保証書」があってもなんの役にも立ちません。 繰り返しますが、測定器で測定したデータというのは、メーカーが測定器の「保証書」を添付しているから有効ということではなく、測定器の「校正」を実施して、「校正」に合格した測定器で測定されたデータだから有効なのです。
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