解決済み
手話を勉強しようと思い本を買ったんですが、手の形や動きが分かりにくい言葉があったので、図書館に行き他の本と見比べてみることにしました。 すると、同じ言葉でも本によって微妙に違うことに気づきました。これはどういう事なんでしょうか? とりあえず、1冊を通して覚えるようにしてその後で色々な本に目を通して違うパターンも覚えていこうと思っています。 手話を習うところが近所にないので本に頼るしかありません。この違いはいったいなんなんでしょうか?知ってる方いましたら教えて下さい。
例えば、『赤』の手話。ある本では唇を人差し指で触るだけ。別の本では唇を触っててから人差し指を立てたまま右に動かす。また別の本では人差し指を横にして唇を触り右に引く、という風に違いがあります。
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手話の学習は、生のろう者との触れ合いから始めるのが、理想です。 私も、教えている立場から、厳しいことを申し上げると、本から入った人は理屈ぽいが、〔自然な会話〕がいつまで経ってもできないでいます。 手話単語を順番に並べたから、我々ろう者に通じるほど、手話表現は甘くはありません。 顔の表現、リズム、スピード、間、空間位置、音韻変化。これらは、手話表現において、頭の中で考えて付け加えるものではなく、我々との会話の積み重ねで身についていくものです。 生まれてきた赤子が、日本語を学んでいくように、手話の学習もそうあって欲しいです。 本から入った人の弱点、2つ目は〔読み取りの力〕が、身につきません。会話相手の手元にばかり目をやって、単語、単語、単語と、単語を追ってばかりいて、相手の伝えたい文意が捉えられないでいます。 会話は、相手と視線を合わせて行うのは、手話においても常識です。相手の顔が、あなたに手指動作だけでは伝えられないことを、伝えようとしていますよ。 相手と視線を合わせ、その視界の中に、相手の手指動作を入れられるようになるには、かなり経験を要します。 【補足】の「赤」の表現についてですが、我々にとっては、全部が「赤」を表しています。 ろう者との会話経験のない人は、あなたもそうですが、指の向きや動きにこだわります。 ろう者は「赤」を、何で表したいのだ、と思いますか。 〔唇(の色)〕なんです。 対照的な表現に「白」があります。何をもって白を表したいのか、分かりますね。 日本語で「あめ+かさ」を「あまがさ」と表現します。こういうのを【音韻変化】と言います。手話表現では、前後の単語の手指動作が相互に影響し合って、手話辞典と違う向きに動きをすることが、しょっちゅうです。 それが、いわゆる〔流暢さ〕です。手話も流れが、大切です。
なるほど:1
人によって、文脈によって言い回しや言葉は変わります。手話だって一緒です。 例えば、「雨が降る」という1つの事を考えても、豪雨をイメージする人もいれば、ポツポツ降るイメージがある人もいます。結果、異なる表現がされるのです。 因みに日本手話と日本語対応手話の本を最初から買うと混乱するので、まずはどちらかで覚えた方がよいかと。
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