【税理士を目指しているわけではないのなら、税理士事務所に就職すべきではない？】

Question

【税理士を目指しているわけではないのなら、税理士事務所に就職すべきではない？】就職活動中の地方国立大の女です。
長文失礼致します。

・大学で所得税を調べた際、税務に関して興味を持ったこと
・何かについて深く学び、専門的な知識を身につけ、人の役に立ちたかったこと
・簿記２級を取得していたこと
以上、３つの点から、税理士事務所を志望し、現在、１つの事務所（従業員２０人以上）から内定をいだたきました。

しかし、その後、インターネットでいろいろと調べていたところ、
・税理士を目指さないなら、税理士事務所に行くべきではない
・新卒なら、一般企業のほうがいい
などの意見をいくつか見つけ、迷いが生じています。（もっとよく調べておくべきだったと反省しております…）

私は、業務上必要な部分に関しての勉強はしっかりするつもりですが、税理士試験を受けようとは現時点で全く思っていません。
そのため、内定を辞退しようか悩んでいます。
しかし、
・事務所の方々は、とても好印象で働きやすそうな雰囲気を感じた
・内定を現在いただいているのは、この事務所だけ
という理由から、言い方はとても失礼ですが、とりあえず内定を受諾しておきたい気持ちも大きいです。

そこで、税理士事務所にお勤めの方、もしくは勤めていた方に質問なのですが、税理士を目指しているわけではないなら、税理士事務所に就職すべきではないと思いますでしょうか？
理由も合わせてお答えいただけるとありがたいです。

よろしくお願いいたします。

Answer 1

何も問題はないと思いますよ。
一般企業で中小企業で働いたこともあれば、誰もが知っているような大きな会社に入って中で仕事をしていたこともあります。今は会計事務所に務めている者です。

税理士先生の経営方針次第で、職員には税理士になってもらいたいというスタンスもあれば、なるべく税理士になってもらいたくないというスタンスの事務所もあります。どちらかというと、後者の話をよく聞きます。
ですから、内定を頂いた事務所で、おかしな目で見られることはないと思います。

個人的な主観としては、いろいろな職場の経験上、会計事務所の職員は比較的優秀な方が多いように感じています。

一般企業の社員は、よほど小さな会社でもない限り、経営にまで関わることはなく、大抵、社内の一部署の中での分業された業務を託されていますので、その中でのスペシャリストになります。
一方、会計事務所の職員は各会社の経営者と日々話をしたりしなければならない場合が多く経営という頭を使う仕事に関わります。
それで、いろいろな業種のいろいろな経営者と話をするためなのか、広い視野や幅広い知識を持つことが求められた上で会計や経理上のスペシャリストになることが求められます。
そんな要素が関係しているのかなと個人的には思っています。

もちろん、完璧な人間がいないように完璧な会社というものは存在しないので、どんな就職先でもそれなりの大変さはありますし、学生時代とは違う社会人としての厳しさも求められます。全部、給料のうちですから、給料に見合うと感じるかどうかです。
ただ本当に悪質な会社も存在しますので気をつける必要もありますが、質問をみるかぎり、雰囲気が悪くないので、自分の目を信じれば、その事務所は悪質な会社ではないのだと思います。

記載のネット上の意見ですが、ちょっと根拠が分かりません。
たとえば、仕事は楽であればあるほどいいという価値観の方であれば、そういう主張もあるかもしれませんが、仕事にやりがいを求める価値観もあるので、その場合それほど考慮する必要はないかと思います。
税理士になった人で実務経験はラクな方がいいという人はいると思います。その人の本当の仕事は実務経験終了後の資格取得後のものでそこからやりがいを求める価値観だからです。この場合もあまり関係のない考え方だと思います。
また、単に「隣の芝生は青く見える」というだけで両方の職場の経験がある訳でもないのに、会計事務所は良くないという人もいます。やはり考慮しなくてもいいかと思います。

それで、
税理士資格も取得してみようかなと思ったときに勉強すればいいと思います。（わたしの周りでは最近勉強始めた人が多いです。）もちろん、勉強しなくても問題ありません。

この意見もネット上の意見ですが、やはりネット上の意見は責任がないので微妙なものが多いです。参考程度にして、あまり振り回されず、ご自身で決定されてください。