解決済み
病院や整骨院・接骨院・鍼灸院等で働いている鍼灸師の方に質問です。TVで【ツボ】なんて無い!!と、医師で医療ジャーナリストなる者が、たかじんの番組で言ってました。 医師が否定する【ツボ】とは何でしょうか?医師が肯定する【ツボ】とは有るのでしょうか? 鍼灸師の言う【ツボや経絡】とは何なのでしょうか?
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ツボというのは、東洋医学でいう経穴のことですね。東洋医学のなかに経絡という概念があります。その中に気血がながれており、その気血が出入りしたりするところ等を経穴という考えです。東洋医学は、東洋思想の中でうまれた医学なのですが、古くからの思想や宗教に大きく影響されており、その中で、実際の経験等がおりこまれ、発展してきたものです。 いわゆる経験医学と呼ばれるようなものです。 現代医学は、科学をもとに発展しています。その中で、東洋医学も導入されてきているところもありますが、現代科学では、この経穴というのは、相いれない存在で、基本的には、座標(場所を特定)としての認識です。 現代鍼灸学は、基本は科学ですが、臨床的には、この古典概念をつかって施術することも多いのです。なぜなら現代科学でわかっていること自体がまだまだ少なく腰痛ですらその80パーセントほどは原因不明といわれています。ですが、保険診療上、病名をつけないわけにもいかないので、一番ちかいものであろうと思われるもので診断がつけられているのも事実なのです。 この番組をみてはいないのですが、医師の中には、こうした現状を十分理解して鍼灸を導入している方もいらっしゃいますが、やはり、その古典の考え方等に違和感を持ち、否定的に論じられる方もいらっしゃいます。 しかし、鍼灸で治癒した場合や効果を十分に感じている方も多く肯定的な方もいらっしゃいます。 解剖学的には、こういった経絡や経穴は確認されていないのですが、そういった意味では、無いといわれる方の気持ちもわかりますね。逆に鍼灸では、特に神経系への影響が大きいといわれています。そのため、脳を介したキジョによる反応といわれることもあります。脳の中にこういった体の図が投影されている可能性もあり、いろいろな実験から鍼灸に対して応答してていることからいうと機能的には存在しているものと思われます。 学問的には、医師が肯定する、しないというものではなく、鍼灸学の中に規定されています。そして文化圏の違う人体の見方の一つの方法として東洋医学があり、その中の概念のひとつであります。 人体科学で言うとツボと呼ばれる部分にはある一定の受容器が集まっていたり、トリガーポイントと呼ばれるある特定の現象を起こす部分ににかよっています。しかし、トリガーポイント=ツボとはいいません。経穴を制定した人や歴史もすでに古すぎてわかりませんし、そのことを問題にしてもあまり意味がありませんから・・・。 昔から言われているものを科学的に検証し、それを我々が役にたてれることに意味があるのです。 鍼灸師のいうツボや経絡は、東洋医学の概念による用語ですので、それ以上でも以下でもありません。それを現代科学的に使っても古典的に使っても効果があればよいのです。
確かに解剖学的にツボは無いですね ですがツボに鍼やお灸をすると体調が良くなるのも事実です これには生理的な何か現象が起こっているのは間違いないと思うのですが、多少明らかになっている部分はありますがまだ証明はされてません いずれ医学の進歩により明らかになる日が来るかも知れませんが、いつになることか…
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