フィリピンでの就業についてお尋ねします。

Question

フィリピンでの就業についてお尋ねします。私は４４才のバツイチで身軽な立場の男です。
職業は自動車の板金・塗装（特殊な技術も有り）
一応２級整備士免許あります（特に意味なし）

性格も仕事中は神経質ですがそれ以外はいい加減な性格です。
両親も居ますので日本と行き来はしたいです。
就労ビザ？永住権？
居住し働くにはどのような条件が必要なのですか？
就業地域は特に拘りません。
そのような日本の自動車の自動車修理技術でフィリピンの同じような職業に就く事ができるのでしょうか？
またその職業で得られる収入で月々生活する事も出来るのでしょうか？
しばらくの間の預金の取り崩しは覚悟してます。

Answer 1

burabura1951さん こんにちは

まず、

＞居住し働くにはどのような条件が必要なのですか？

まず、永住資格（フィリピン人の配偶者やリタイアメントプログラム）があっても

労働許可は別に取らなくてはなりません。

また、就労できる滞在資格（俗に言う就労ビザ）は

労働許可が取得できなければ発給されません。

フィリピンでは、国内雇用を保護する為に

外国人の就労に関る条件がかなり厳しく制限されています。

また、自分で起業する場合でも

自動車の修理関係は、国内の企業、個人営業のお店等を保護する為に

外国人名義による会社登記は出来ません（莫大な資本と、雇用見込み人数が数千人になる場合を除く）

もし、あなたがこちらの自動車修理関連の会社に就職しようとすると

貴方の経歴や技術だけでは無く

雇う側の会社の規模、営業内容、資本金、外国人を雇用する理由が合理的であるか・・・等が審査されます。

当然個人営業の小さな会社やお店ですと、許可される可能性が低くなります。

就労許可、就労できる滞在資格のリニューアルに関しても

必ず、会社からの書類が沢山要ります。（毎回再審査されます）

フィリピンに来て、実状を少し調査していただければ直ぐに判りますが

自動車の修理、板金塗装のお店は物凄く沢山有りますし

仕事のクオリティーは別として

その値段も、日本と比べると桁違いに安い・・・・

例えば、殆ど板金を伴わない全塗装は今日本で幾らでしょうか？

フィリピンではストリップドメタルと言って、

現在の塗装を全部剥ぎ取って、完全に地金を出した状態からの全塗装でも

普通車だと安い店では５万円程度

（勿論インテリア、座席等も全部外します。）

ワッシュオーバーと言って、とりあえず表面を再塗装できる状態にして

その後塗装する場合は２～３万円で出来ます。

幾ら、ジャパンクオリティーの仕事を保証すると言っても

日本と同等の金額は取れません、（お客が来ません）

あなたの持っている技術が、自動車のエンジン改造、ＥＣＵのデータ書き換え（マッピングのアジャストまで）

等もできるのであれば

少しは可能性が広がりますが、それでもかなりの難関です・・・

＞日本の自動車の自動車修理技術でフィリピンの同じような職業に就く事ができるのでしょうか？

重機や船舶関係の修理技術が有れば（油圧系も含む）、現地の大きな企業に就職できる可能性は有りますが

一般車輌の修理や板金塗装では、かなり難しいと思った方が良いです。

＞またその職業で得られる収入で月々生活する事も出来るのでしょうか？

運良く、大きい企業に就職できた場合は

フィリピン人のマネージャークラスの給料位は有りますから、

一切贅沢はできないかもしれませんが、一人で生活してく分は何とかなりますが

小さい会社であれば、月々の給料では

本当に小さなボロアパートに住んで、毎日ご飯を食べるだけで精一杯でしょうね・・・

日本人が、まぁまぁ日本人らしく文化的な生活（贅沢は無し）を送るには

一人暮らしの場合でも、毎月５万ペソ（約１２万円）は必要と思いますが

現在、法定賃金が最も高いメトロマニラ首都圏の

割りと大きな会社に勤める大卒エンジニア（メカニック系）の給料が

２万～３万ペソ/月ですので、もしそれくらいしかもらえないとなれば

生活はかなり苦しいでしょうね・・・・汗

仮に貴方に毎月５万ペソの給料を出さなければならないとしたら

月に何台の車修理をしないといけないのかを、上記の塗装金額から想像していただければ

難しさが分かって頂けると思います。

Answer 2

私も同様に2級ガソリン・ディーゼル整備士免許を持っていますが・・・・・

フィリピンと関わって25年以上、現在在住して13年を超えています。

44歳ですか～まあチャンスは全く無いとは言えませんが、かなり厳しいですし就職
できても現在はかなり給料も安いですよ～

仮にここ最近フィリピンでの現地採用って月給が5万ペソにも満たないっていう仕事が
いっぱいですが、一般的なアパートを借りても1万ペソくらいかかりますし、電気代も
エアコンなどをつけていると5千ペソ、ネットなども少し速い回線なら4千ペソ、
ケーブルテレビや上下水道代、飲料水、ガスなどで3千ペソくらい、諸々を含むと
2万5千ペソくらいになります。と言うことは残り2万5千ペソですよね？
仕事へ行くのも一般の交通機関を使って乗換えを何度かして～の交通費や昼食代
これで日本へ行き来が出来るでしょうか？ 厳しいですよ～

しかし何故フィリピンなんでしょうか？

もし日本で厳しくても暮らしていける収入があるのなら、止めておかれた方が無難です

フィリピンは住むところではなく、お金を持って遊びに行く場所だと思いますよ～

「こっちの水は甘いぞぉ～♪」ということは絶対にないです（汗）

44歳ということなら20歳で就職されてとしても年金の支払いが24年間以内っていうことに
なりますよね？ 20歳代や30歳代でフィリピンに移住して30年を超える方々にも友人が
いますが、本当に惨めな生活を送られています。

先々を考えるとまだまだ不安材料がいっぱいの年金ですが、最低条件になるでしょう

既に年金支払いが30年を超えているのですが、フィリピンに移住した今でも毎年年払
で国民年金ですが払い続けています。これは少しでも先に問題が起こった場合の救い
になるかなぁ？っと考えてです。（健康保険もフィリピンで入院などしても、支払いが
終わった後に請求すれば負担分を差し引いて戻ってきますので・・・・）

備えあれば憂いなしですよね？出来る範囲でやらないと・・・・

もしもお時間があるのでしたら、是非遊びに来てください。 様々な条件で暮らしている
友人たちと会って話をすれば考え方が変わるかも知れませんし、良いアイデアも浮かぶ
かも知れないですよ～ いろんな方をご紹介します。みなさん詐欺などとは無関係な
人たちばかりですからご安心ください。

行政書士・元銀行員・元警察官・元郵便局員・元観光バス運転手などなど、また年齢も
30歳代～70歳後半の方までいますので参考になると思います。