料理が苦手な管理栄養士って…

Question

料理が苦手な管理栄養士って…やっぱりありえないですよね…。

厳しいご意見があるだろうことは承知の上ですが、こんなこと相談できる人がいないので、ここで話させてください。
そしてもしよろしければ、皆さんの意見を聞かせてください。

私は病院の管理栄養士2年目です。
就職した頃は、実際に調理するのは調理師だし、献立作成さえできれば、あとは栄養指導とかが中心だし料理が多少苦手でも大丈夫かな、と思っていました。
でも料理が苦手なことが、こんなにも仕事に影響を与えるものだとは思わなかった…。甘かったです。

やっぱり料理ができないとまずい！と気付いてから、自分なりに料理に力を入れてきたつもりです…が、どうも限界があるような気がします。成果が出るほどの努力もできていません。
食べるのは好きだと思ってましたが、ただの食いしん坊だったかもしれません。味覚もあまり繊細でないのです（これは大学の頃から気付いていましたが…）。料理のセンスもないし。私の上司の考えでは、料理のセンスはある程度持って生まれた才能があり、努力しても身につけられるとは限らないそうです。
そして食べるのが好きでも、作るのはあまり好きでないのです。美味しいものを食べるのは好きだけど、あれこれ自分で工夫して探究するのは、「面倒」という気持ちが先に立ってしまいます。

こんな管理栄養士が献立を作成していては、病院の食事が美味しくなるはずがありません。栄養指導にだって、説得力がありません。
食欲がない患者さんに「食べたい」と思わせられるような、魅力的な食事にしたい…。
でも私には、そのような能力がないし、努力も足りない。努力するための、料理への熱意が足りない。

こんな私が病院に勤務していては患者さんに申し訳ないので、仕事を変えるべきだと思っています。
しかし、遠くに大学に出させてもらって、4年間の学費と生活費等を全面的に親に助けてもらっていながら、管理栄養士の資格を使わないのはあまりにも申し訳ないと思います。また、栄養学や医学に興味があり、勉強をするのはとても楽しいです。（かといって大学院に行きたいと思うほど勉強熱心ではないのですが）
しかし料理が苦手な私…。

料理が苦手でも、栄養関係に関われる仕事はあるでしょうか？
やはり研究職とかになるのでしょうか？

乱文で大変申し訳ありませんが、少しでもアドバイスお願いします。
厳しいご意見も、しっかり受け止めたいと思います。

Answer 1

病院での調理経験、献立作成経験がありますので、コメントさせていただきます。
献立作成についてなのですが、いくら調理経験があっても、だからと言って即患者様や調理師が満足するような献立ができるわけではないと思います。
常食だけならまだしも、色々な食種があり、栄養素の制限があり、価格についても考えなくてはいけません。
教科書通りに、盛り付け量を考慮した重量を算出し、調味パーセントを考えて調味料を算出しても、調理方法やその過程で変わってしまい、上手くいかないことなんて日常茶飯事でした。
家庭料理でうまくいっても大量調理では難しいなんてこともあります。
美味しく作ることにかなり重点を置いたレストランの料理のようにはいきません。
美味しいのはもちろん、いかに効率よく調理作業が行え、医師が指示する内容(栄養素や食事形態)に持っていけるかが重要になります。
ただ、私は大量調理を一通り経験させていただいてから献立作成の担当になったので、献立を見て調理工程や盛り付けや味の想像ができます。
質問者さんは経験がないのに献立作成をしているとのこと、さぞかしつらい思いをされたことと思います。
また、努力して成果が出るような環境ができていないのではないかと思います。
少しでも厨房での経験があると献立をたてやすくなると思うのですが。
それがない場合は、下処理から出来上がりまでを出来る限り観察し、味見することを繰り返すしかありません。
あとは、上司に相談してみては？
転職についてですが、はっきり言ってそんなに甘くないと思います。
栄養士でいる限り、調理はついて回ります。
調理ができない栄養士に何を相談することがありますか？
研究職は大変人気があり、大学院卒の就職希望者が多いと聞きます。
例え運良く就職できたとしても、書類整理や事務に回されるでしょう。
また、2年でやめてしまっては就職活動をしても印象は悪いと思いますよ。
せめてあと1年は続けてみてはいかがでしょうか？
ご参考までに

Answer 2

管理栄養士をしているものです。

私の場合、食品会社（コンビニ系弁当、総菜、健康食の宅配事業）と
病院等の栄養相談に従事していました。

質問者様のおっしゃるとおり、料理はセンスです。
センスの一言にはいろいろ意味が含まれており、
例えば、料理をおいしく作れる、料理を早く作れる、料理と片付けが同時に終わる等
これらはすべてその人本来持っているセンスだと思います。

そう言い切れるのは、食品会社に勤務していたころ、
やはり、食べ物が好き、料理が好きという人が何人もいました。
でも、研修期間中に調理をやらせるとはっきり早い遅いがばれます。
料理については、指示書通りに料理すれば、皆同じものになると思いますが、
それも味がバラバラです。味がおかしいというのが分からない人が多いです。

野球が好き＝野球がうまい、ではないですよね？
これはどの分野には存在し、反対に料理が嫌い＝料理がうまい人も存在します。

食品会社のアルバイトの方が、早く作ってくれます。

ただ、そこに存在しないのが熱意です。

熱意がありますか？あるなら料理が苦手は誰にとってよくないのか分かるはずです。

熱意がないなら患者さんにとって不利益なので・・・。

そもそも料理以前に、栄養士としての資質が問われます。これもセンス。
栄養士ってなんだろうから始めたらどうですか？
私の場合、公務系なので、法律を読みます。栄養士とは、と書いてあります。
もっというと社会人としてどうかとか。

今一度基本に立ち返ることです。
医療従事者になった瞬間から、人ではありません。管理栄養士です。

Answer 3

＞食欲がない患者さんに「食べたい」と思わせられるような、魅力的な食事にしたい…。
＞でも私には、そのような能力がないし、努力も足りない。努力するための、料理への熱意が足りない。

ご質問者様のご質問の最大のポイントは、ここだと思います。
一番の解決策は、ご質問者様自身が｢患者｣になってみて、患者の立場で食欲がない時にどうしたいか、何を食べたいかを知る事だと思います(上司の方がおっしゃるセンスというのも、実はそこにあるのではないかという気がします)が、 自分から病気になるワケにもいかないので、ご質問者様が今までインフルエンザとか病気にかかった時はどうだったか、思い出されてみてはいかがでしょうか？

Answer 4

すごく難しい質問ですので、回答する事さえ躊躇しましたが、貴女の気持ちに寄り添えればと思いコメントさせていただきます。
貴女は、料理するのを面倒だと思うと書いておられますが、自分のレシピを食べた患者さんが、どう思うかと試作品を作る過程は、試薬を作るのと同じで、自分のためではなく、患者さんの為であると、気持ちを切り替えてください。
貴女は、もしも、自分が、病気で入院して、これ以外は食べてはいけないと言われて・・など、自己嫌悪されているだけ、真摯に考えていらっしゃるかたです。、
料理に対する熱意は、自分が食べると思うからなのではないですか？
新薬では、患者さまに投与するまでに、気の遠くなるようなてつづきと試験投与が繰り返されます。
それと同じだと思って、誰が食べても美味しい食事を試作すれば良いではないでしょうか？
言い訳をして逃げないで、患者さまのためと割り切って、料理上手になってくださいね(^o^)