栄養士や管理栄養士の資格をとったとしても、求人は多いですか？

Question

栄養士や管理栄養士の資格をとったとしても、求人は多いですか？

Answer 1

地域によります。
資格職の中では確実に求人は少ない部類に入るかと思いますが、就職先を選ばなければ全くない訳でもありません。

給与や待遇は職場や会社、地域によって大きく異なりますので、何とも…。

ただ、仮に管理栄養士有資格者が管理栄養士の求人に応募するとして、それ以上にあなたが直営・公務員・月給○○万円以上・土日祝は休みが良い…等の条件をつけるなら それに見合った求人はかなり減ると思います。好待遇の職場はなかなか欠員が出ませんし、募集すれば応募者が殺到するケースが多いので自ずと狭き門にもなります。

また、今は栄養士どころか管理栄養士の有資格者さえ余っている状態でもあるので、この職種そのものが就職難であることは気に留めておかれると良いかと思います。

あと、管理栄養士を持っていなければ(栄養士で収益になるものは入院時食事療養費のみ、管理栄養士だとそれに加えて栄養指導・栄養管理等をすれば更に収益が上がるので殆どの雇用者さんは同じ栄養士を雇うなら管理栄養士有資格者を求めます)、更に求人は減りますので就職も厳しくなるかと思います。

Answer 2

何を基準に多いと表現するのか分かりません。
誰でも応募できる求人や簡単に取得できる資格の求人と比較すれば、当たり前ですけど求人数は少ないです。逆に言えば、求人お応募資格が栄養士、管理栄養士免許必須となっているところは誰でも応募できるわけではないので、誰でも応募できる職場より倍率は低いです。特に、栄養士、管理栄養士は必ず養成校（全日制）に通わなくてはいけないので、○ーキャン等の通信だけで取得できるものとは異なります。
待遇が良い求人は、倍率が高くなるのは、どの業界も同じ事です。私なら、誰でもできる（無資格）ような仕事より、栄養士、管理栄養士に関わらず、資格がないと応募できないとか資格がないとその業務ができない仕事のほうが明らか就職しやすいと思います。
ただ、プロとして仕事をするという事は、求められる事も高度ですし、責任もあるので大変です。質問者さんの興味度が一番大切です。

法改正によって、管理栄養士の求人は増えましたが、管理栄養士の人数も増加したため、求人は横ばいです。
ですが、在宅訪問管理栄養士が徐々に増加しています（在宅は以前から需要がありましたが、実際やるには医師等他職種との連携が不可欠で、なかなか人材確保できなかった事もなかなか広がらなかった要因の１つです。）高齢者の増加に伴いこれからますます在宅訪問医師、薬剤師、看護師、管理栄養士が求められるので、そっち方面の求人が増えると思います。
在宅でなくても、病院、施設、行政、事業所、自衛隊、委託給食会社、スポーツ栄養士等様々な分野で働く管理栄養士がいます。

一方、栄養士は近年正社員で雇うところは減少しています。
正社員で雇ってくれるのは委託給食会社と保育所くらいです。（一部非正社員もあり）
正直、もう管理栄養士じゃないと多面で仕事しづらくなっています。
就職先１つにしても、応募資格に管理栄養士（または取得組み込み者）となっているところがほとんどです。経験があって給食業務に関して使える、どんなに素晴らしい栄養士でも管理栄養士職には応募さえできないのが現実です。栄養士は管理栄養士の求人には応募できませんが、管理栄養士は栄養士の求人にも応募できます。直営の病院、施設、行政なんかは、ほぼ管理栄養士しか募集していません。
これは、国家資格かそうでないか、名称独占であるか業務独占資格かも関係しているでしょうが、診療報酬の点数も大きく関係しています。例えば栄養指導ですが、これは栄養士でもできますが、診療報酬の点数はとれません（収益にならない）し、知識不足（特に臨床）のため実際栄養指導をできるのは管理栄養士です。雇用側も（診療報酬が関係する病院等は特に）栄養士と管理栄養士がいれば、管理栄養士を採用するのは言うまでもありません。
これで、栄養指導等の栄養管理業務ではなく、給食管理業務（調理、献立作成、食材管理等厨房関連業務がほとんど）のみを任せるのなら、管理栄養士取得見込み（新卒）より経験のある栄養士を採用する可能性は十分ありますけど、この給食管理業務の委託化が進んでいるので、直営の病院等が栄養士を雇う事も減ってきました。
栄養士で経験積むにしても、実際できる業務は限られてしまいます。また、栄養士として採用されても、施設なら介護業務しかさせてもらえない、保育所なら保育業務しかさせてもらえないという話も珍しくはありません。

なので、どうせ目指すなら栄養士より管理栄養士です。
ハローワークでも求人は見れますし、参考にしてください。

補足：
このご時世、弁護士でも職に就けない人は大勢いますしs、医療系でも作業療法士、臨床検査技師等も求人は減っています。需要があるのは、医療・福祉では、看護師、介護士くらいです。ですが、需要があるからというだけで務まる程楽な仕事ではありません。看護師は求人はあり余っていますが、離職率が高いのも需要がある理由の１つという話は有名です。
やはり、仕事はどれだけその分野に興味があるかだと思います。仕事は楽しい事ばかりではありませんし、ほとんどの国家資格は資格取得してからも勉強はつきものです。なかなか興味がないと続けれませんよ。

とりあえず、栄養士は微妙ですが、管理栄養士さえ取得していれば仕事を選ばなければ仕事はあります。
まだ仕事があるだけでも、恵まれたほうだと思います。資格（民間資格ではない）があっても、就職先すらほぼないとこもありますから。贅沢はいくらでも言えますし。

検討してください。