貿易実務検定Ｃ級のインコタームズについて教えてください。

Question

貿易実務検定Ｃ級のインコタームズについて教えてください。ＣＰＴとＣＩＰについてテキストには、両方とも関税は買主負担となっていました。

ＣＰＴとＣＩＰは費用負担は買主ですよね？
＜疑問Ⅰ＞ここで言う関税とは輸出時の関税ではなく輸入時においての通関での関税のことでしょうか？

もうひとつのテキストには
輸入の時

①船→②税関→③運送ターミナル の順に並んでいて ＣＰＴとＣＩＰのこの２つは運送ターミナルまで運送費用は売主負担となっていました。

＜疑問Ⅱ＞では③まで売主負担で運送費を払ってもらうのに②の時点の税関の関税のみ買主負担になるのですか？
なんだか意味がよくわかりません・・・。

教えてください。
よろしくお願いします。

補足

すいません３行目の「ＣＰＴとＣＩＰは費用負担は買主ですよね？」は「費用負担は売主ですよね？」の誤りでした。

Answer 1

テキストの関税は輸入時の関税です。
ＣＩＰもＣＰＴも売主は、指定された場所（積み地のコンテナ・ヤード等）で商品を運送人に渡すまでのリスクを負担し、それ以後の費用は次のものを除き買主負担です。
ＣＰＴ 海上運賃
ＣＩＰ 海上運賃及び保険料
ですから
①船→②税関→③運送ターミナル
の理解が間違いで
運送ターミナル（積み地）（運送人に引渡しリスク移転）→船→運送ターミナル（着地）→税関
となります。
なおインコタームで輸出地側でリスク移転するのはEかＣかＦが頭につくか、輸入地側で引渡しはＤが頭につきますがこの場合でも関税が売り手負担なのはＤＤＰだけです。ＤＤＵなどは、輸入地の仕向け地ですが、輸入手続き及び関税は買手負担です。
また補足ですが、ＣＩＰなどインコタームのＣシリーズは引渡し（つまりリスク移転は）輸出地であるにもかかわらず海上運賃は買手負担になります（当然ながら輸入通関や関税は買手負担）。