外航船船長です。 海外の船社で船員として勤める場合は、日本のように就職という概念はなく、乗船単位でのその都度の契約となります。 ただし、英語力は必修ですし、海外船社における日本人船員の評価は、クロアチア人やインド人より低く、韓国人やフィリピン人程度の賃金水準となりますので、正直全くお勧めできません。 また、日本の船社のように人を育てる発想はありませんので、実職経験がない場合はかなり不利な契約となり、多分当初の賃金は月数百ドル程度が予想されます。 それでも構わなければ、WALLEM, V.SHIP等の大手管理会社のマンニング部署に問い合わせてみればよいと思います。(もちろん、英語で) 海技免状については、日本の免状によって主な船籍港のパナマ・リベリアの免状は発行できますし、シンガポール籍はシンガポール発行の裏書により、日本の免状がそのまま使えますので、問題はありません。 また、船員にこだわらなければ、陸上のS.I.業務での就職も可能です。(もちろん、英語力は必修。最低でもTOEIC 600程度)。海外船社では、1年~数年の契約をその都度更新する形が一般的となります。ただし、やはり即戦力が要求されますので、未経験者の場合は当初はタダ働きぐらいの覚悟が必要です。 日本にある子会社での新卒採用もあるようですが、この機会は数少なく、経験者のヘッドハンティングなど、業界内での募集が一般的ですので、大学の先輩等のつてを利用して就活する必要があると思います。
なるほど:2
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