まず、管理栄養士は国家資格なので、国家試験受験資格が必要ですが、栄養士は指定の学校を卒業すればもらえるので、受験資格はありません。 各々栄養士、管理栄養士になる方法を記載しておきます。 【栄養士】 栄養士養成校である短大、専門学校で指定単位を取ると、卒業時に取得できます。(栄養士養成校である大学でも取得できますが、最短2年で取得できる資格なので、4年かけるとお金も時間も勿体無いです。独学、夜間、通信では取得できません。 栄養士養成校では稀に卒業時「栄養士実力認定試験」を行う学校があります。現在は義務化されていません。これは、栄養士の資質向上と質の均一化を図ると共に、各養成施設の教育に関する認識の強化を目的とするものであって、「悪い成績の場合栄養士の資格が貰えない」や「不合格と」いう事はありません。また、試験結果はABCに分かれますが、例えC判定でも指定単位をを取れていれば栄養士になれます。履歴書に判定C等書く必要はありません。(認定試験を受けずに栄養士になれる学校もあるので、比べようがありません。) 【管理栄養士】 2通りの方法があります。 ①栄養士養成校である短大、専門学校で栄養士資格を取得→栄養士として実務経験を積む(栄養士として働く)→国家試験に合格すれば管理栄養士です。 ※国家試験合格率は10~20%程です。働きながらの勉強はかなりの根性が必要です。 (栄養士としての実務経験年数について) a)栄養士養成校である2年制の短大、専門学校で栄養士免許取得→栄養士としての実務経験3年→管理栄養士国家試験受験資格が与えられる。 b)栄養士養成校である3年制の短大、専門学校で栄養士免許取得→栄養士としての実務経験2年→管理栄養士国家試験受験資格が与えられる。 c)栄養士養成校である4年制の大学で栄養士免許取得→栄養士としての実務経験1年→管理栄養士国家試験受験資格が与えられる。 ②管理栄養士養成校である大学、専門学校で指定単位を習得し国家試験受験資格を得る→4年の3月末に行われる国家試験に合格すれば管理栄養士です。 ※国家試験合格率は約80%です。きちんと勉強すれば合格できます。どこの管理栄養士養成校でも国家試験対策をしてくれます。4年になると、授業数は減りますが、学外実習、卒論、就活、国家試験勉強としなければいけない事が多くなります。しかし、学生なので勉強する時間はあります。よって、これだけ合格率が高くなっています。 厚生労働省は独学、予備校、通信講座、夜間のみでの管理栄養士国家試験受験資格取得も栄養士免許取得も認めていません。 管理栄養士は上記のように最終的に国家試験に受からなければ取得できません。ユー○ャン等の通信や、東○アカデミー等の予備校は、上記の①(栄養士資格取得+実務経験を積んで国家試験を受ける方)が主に利用します。 指定の学校に行かず、独学や通信でいくら勉強しても受験資格がないので、受験はできません。受験資格がないと受験票は届きません。 栄養士、管理栄養士の業務内容の違いも上記内容も書いてあるので、見てください。→ http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n126177
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