探偵業は元警察官の再就職口であるという意見をききました。

Question

探偵業は元警察官の再就職口であるという意見をききました。それは何故そうなっているのですか？ 具体的にいうと、警察の捜査の手法のようなものが応用できるからですか？
それとも、いろいろな調べごとをするにあたり、警察関係機関との連携なり便宜供与を受けたりといったことが日常的に行われたりするからですか？ たとえば、本来は教えてはならないような情報でも、警察がなあなあで教えてくれちゃう慣例があるとか。そこらあたりどうなのですか？

補足

結局、どの主張が正しいのか、探偵に調べてほしいですw

Answer 1

探偵です。
確かにそんな書き込みを見たことがありますが、全くの邪推です。
確かに探偵の中には元警察官という肩書きの方もいますが、極々一部の人ですし、その方が再就職に探偵という業種を選んだ理由は知りませんが、「元警察」という肩書きが有効だろうという程度でしょう。

警察は捜査権という特権を持っていますが、探偵には何ら特権がありいませんので、元警察官といえどそのノウハウはほとんど使えません。
例えば、尾行。
警察は相応の人員を動員して、被疑者に内偵が気づかれないように安全に安全に、長期間にわたって少しずつ捜査をします。なにも何日以内に証拠を上げなくてはならないわけではないですね。
これに対して探偵は当然バレないようにしなければなりませんが、怪しまれるからといって浮気の証拠を取るために何日もかけていたら依頼人は怒ってしまいますよね。
聞き込みにしても警察は「警察です」と言って警察手帳を出せば多くの人は好意的に協力するでしょうが、探偵が「探偵です」なんて言って聞き込みしたって誰も答えてくれません。普通の人はかかわり合いになりたくないですからね。
それに、元警察官の探偵がみんながみんな刑事課で内偵捜査のような捜査をしていたかといえばそうではなく、交通課で交通取り締まりを長年やっていた人だっていますよね。
また、警察にいた時の人脈を使って警察機関内部から情報を得ることは、先輩後輩の上下関係の厳しい警察の特殊な人間関係を鑑みれば可能といえば可能ですが、これはれっきとした犯罪。実際にそんなことをしている人は公務員法の守秘義務違反やその教唆として逮捕されています。
なお、実際の探偵が警察と連携を取ることは、原則ありません。
あるとすれば、依頼に基づいて調査したストーカーや詐欺事案の証拠を、依頼人を通じて警察に提出するくらいですね。
警察には国家機関であるプライドもありますので探偵に協力を求めることはありません。

それともう一つ。
探偵業界が警察の天下り先のような誤解をされている方がいらっしゃいますが、これも全くの邪推です。
確かに探偵業者は公安委員会（実務上は所轄の警察の生活安全課）に届出義務がありますが、単なる届出であって、欠格事由に当たらなければ誰でもできますので便宜も何も必要ありません。
また、探偵は探偵業法のもとで業務を行っていますが、探偵業務を行うにあたって何ら便宜をはかってもらう必要がありません。
決定的なところで、そもそも天下先になるような組織がありません。

Answer 2

よく調べるとすでに 回答は出ていると思いますよ。

長野県警察の 個人情報漏えい事件 等 しらべてみると 察しがつきやすいのではないでしょうか？

何事も本音と建前の 使い分けは しっかりと 頭の中にいれておきたいものです。

Answer 3

探偵業を行うには、都道府県公安委員会に届出しなければならない。
業界に権限を持っているから、「天下り先」になる。パチンコ業界も同様。
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探偵業の業務の適正化に関する法律

（探偵業の届出）
第四条 探偵業を営もうとする者は、内閣府令で定めるところにより、営業所ごとに、当該営業所の所在地を管轄する都道府県公安委員会（以下「公安委員会」という。）に、次に掲げる事項を記載した届出書を提出しなければならない。

Answer 4

警察と連携というのはありえません。守秘義務違反になります。
名探偵コナンや匿名探偵とは違いますから…。

警察官の再就職は困難だから、ダーティーなイメージがあるカタギではなりづらい探偵にしかなれない、
探偵業を許認可申請するのに、警察の認可が必要だから、必然的に天下り的に探偵になった、
捜査方法が探偵と似ている（ただし国家権力はない）ので、すぐに探偵になりやすい…。なんてパターンがあります。

警部クラスの警察官が退職後に探偵会社を設立した…なんて事例もあります。