海上保安大学校の入試偏差値は、ベネッセ(進研模試)算出で60、代々木ゼミナール算出で54になっています。(この偏差値は大学受験志望者が受験する試験における数値だから、高校入試時の偏差値とは母数のレベルが異なります。) 海上保安大学校は募集定員が45名程と少ないので、例年競争率が10倍位有るし、公務員試験のような時事問題や数的処理のような知能試験なんかも有るので、特段の対策をしていなければ学力が有っても不合格になるかもしれないし、逆に特段の対策を立てておけば偏差値が少し劣っていても合格できるかもしれません。 ベネッセの国公立理系の偏差値ランキングが下記の通りなので、このレベルの大学に合格出来る位の学力が身に付く高校に進学する必要が有るということです。公立高校でいうと、だいたい学区で二番手レベル(高校入試偏差値で65程度)以上の高校に進学するのがベターでしょう。三番手レベル(偏差値62程度)以下になると、トップクラスの成績が必要でしょう。類似の専攻として、神戸大海事科学部(旧神戸商船大)が同レベルとして載っています。 62 東京農工大(工) 名古屋工大(工) 京都府立大(生命環境) 大阪市立大(理) 61 首都大東京(都市環境) 電気通信大(情報理工) 京都工芸繊維大(工芸科学) 広島大(理) 60 鳥取大(医-生命科学) 広島大(工) 熊本大(理) 59 埼玉大(理) 埼玉大(工) 首都大東京(システム) 金沢大(理工学域) 静岡大(理) 神戸大(海事科学) 奈良女子大(理) 岡山大(理) 岡山大(工) 58 茨城大(理) 新潟大(理) 富山大(理) 岐阜大(工) 名古屋市立大(芸術工) 兵庫県立大(理) 岡山大(環境理工) 愛媛大(理) 高知大(理) 熊本大(工) 一方、海上保安学校には入試偏差値は有りません。扱いが公務員試験(初級)と同類になるから。海上保安大学校に比べれば募集定員も多いので、合格しやすいでしょう。とはいえ、船舶運航システム課程や航空課程は例年競争率10倍以上あるので、相応の試験対策は必要といえます。
なるほど:6
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