解決済み
行政書士試験は過去問を見る限り、平成18年から急に難易度が上がっています。試験の内容がとても難解になっています。なぜこんなに変わったのですか。
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2010年度合格者です。ご存知のことと思いますが、平成18年度から試験制度が変更されました。この際この試験の方向性が以下の様に定められました。 【行政書士試験施行規定】 法令等科目について『法令の知識』を有するかどうかのみならず『法令に関する理解力、思考力等の法律的素養』を身に付けているかをより一層問う。 要は昔の行政書士試験の様に単に条文判例を知っているだけではダメで、法解釈まで要求されるということです。だから平成18年度以降の問題は難しくなっているのです。
平成18年に試験制度そのものが変わり、出題科目を含めて大幅な変更がありました。 たとえば、出題科目について45字記述は、この18年からスタートしたものです。 難度の上昇は、1つに、司法制度改革により旧司法試験が廃止され、新司法試験に移項したわけですが、新司法試験では3回不合格になると受験資格が奪われるため、そのときの保険のために、科目がすべてかぶる行政書士試験を受け皿として受験する人が相当数増えている状況だといわれています。 実際、行政書士会に入会されている人をみても、法科大学院出身の人が、かなりいるそうで、裏づけとしては事実のようです。 行政書士試験は、180点をとれば合格する試験ですが、受験者層も以前のように、行政書士試験だけを目標としている受験生だけでなく、司法試験や司法書士試験、公務員試験などの他資格受験生も多数参戦しているため、受験生の得点も高得点になりつつあるわけです。 すると、行政書士試験センターが予定している合格者以上の人間が合格することになるわけですから、従来のような行政書士試験だけを目標とする人たちの間だけの得点より跳ね上がるため、問題もそれに伴い難かせざるをえなくなっている状況にあるわけです。 ですから、行政書士試験が易しいといわれた平成17年以前の合格者と、平成18年以降の合格者とでは、問題の難度も別モノといっていいほど異なったものとなっているわけです。 また、同じ平成18年以降の合格者でも、偶数年の年は難しく、奇数年の年は試験問題が易しいという傾向も、どこの予備校もいっていることです。 つまり、今年は24年で難しい年になるということです。23年が試験問題が易しい年でしたから。
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