商工会議所と言う組織の存在は、あまり日本ではなじみがなく、認知度も低いようです。実際に、一般の方々が日常的に出入りする場所ではないので、仕方ないでしょうが、日本貿易振興会(JETRO)と同様、経済産業省の外郭団体です。 しかし、海外、特に欧米では、商業活動を営む企業や個人事業主にとって、商工会議所(The Chamber of Commerce & Industry)の会員というのは、一種のステータスであり、その地域の事業者として認められた企業や個人しか会員にはなれません。会員間相互の異業種交流や業界イベント、企業の経営指導、資金調達の相談等々、会員企業・個人には、メリットも多い組織です。 また、海外の商工会議所との連携も密にしていますから、輸出入にかかわる企業間を取り持ったり、現地事情の情報も提供してもらえます。特に、輸出業者にとって、輸出時に必要な「原産地証明」(Certificate of Orijin)の発行、インボイスやその他、関連ドキュメントにサインした輸出業者のサイン証明など、輸出業者には欠かせない会員組織です。海外には、日本のような実印+印鑑証明書はありませんから、自分の署名を公的に証明して貰えるのは、商工会議所しかないのです。 会議所には、経営相談員がいますから、個人事業主の立ち上げから、将来の法人化まで、あらゆる相談にのってくれます。特に、今後の資金調達(融資借り入れ)に関しては、会員を対象とした有利な制度融資が利用できます。地元に根ざして事業をされるのであれば、同じ地域で共存共栄できる企業間の交流会や展示会など、縦横の人脈を広げるには最適かと思います。
< 質問に関する求人 >
商工会議所(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る