行政書士と海事代理士を同時に受験するのは正直きついですか？

Question

行政書士と海事代理士を同時に受験するのは正直きついですか？たとえば、マンション管理士と管理業務主任者試験は同時に受けたほうが良いみたいなことが言われますが、行政書士と海事代理士の相性などを考慮していただいたうえでの回答をよろしくお願いします。

Answer 1

正直どうかな・・・と思ったりします。
海事代理士は私もちらっと狙っていたりするのですが、こちらも試験範囲はかなり広範ですし、当然と言えば当然ですが船舶・海運に関する知識も広く要求されますよね。
民法と商法が試験範囲としてはかぶってはいますが、商法については行政書士の商法は「海商法」が含まれませんが海事代理士は逆に「海商法」だけですし。
このほかに国交省に関係する法律とかむしろそちらの方が試験範囲としては重要と見受けましたので、行政書士＋海事代理士を同時に受験というのは、相当に試験時間を確保できて、かつ相当に効率よく学習できないと「二兎を追う者は一兎をも得ず」の状態になるような印象を受けました。

・・・なので、私は今目指している別の試験を合格したら、海事代理士も狙ってみようと思っているところでした。＾＾；
ちなみに、同じ年に行政書士＋宅建＋敷金診断士に合格しました＾＾

Answer 2

海事代理士です。
現在は司法書士・行政書士の先生方と一緒に仕事をすることも多くあります。
たとえば、元々が船舶系機械の登記等は司法書士にお願いしますし、船員法に規定する海難事故についても民事での小競り合い(簡裁レベル)であればこちらで状況の説明書をつくった上で司法書士に示談をお願いしています。
その他、船舶を係留しておくマリーナの使用許可等に関しては行政書士にお願いしていますし、特定河川での船舶の環境問題についての適合証書の交付代書作業は兼業でしています。
このようにどちらも仕事としては相性が良いです。

では試験としてはどうでしょうか？
司法書士の試験を受ける方が行政書士の試験とダブルで勉強されるのであれば科目もダブっていますから良いでしょうが、海事法令は独特で聞いたことのない言葉のオンパレードになるでしょう。実際の難易度はともかくとして「登記における添付情報」といわれればなんとなくイメージがわくでしょうが、「Ａ船舶における総トン数における最貨重量トン数について」といわれてピンときますか？
普通はトン数というと重量と思いますよね？これが既に間違いなんです。
民法でいうところの善意と悪意の現実で使われる意味との違いみたいなもんです。
これを一から覚えるのは大変です。
暗記力抜群で頭が切れる方ならば３ヶ月もあれば覚えるだけなので覚えれますが、理解して「海事代理士さんならこれはどうなの？」と聞かれて最低限応えられることを目指して勉強するなら、もしくは意味を理解してじゃないと勉強できないなら同時受件は１００害あって１利なしです。
言葉の意味など考えず、記号のようにサクサク海事用語が頭に入るのであれば同時受件は可能ですが。

私の経験から言うと試験は別々、その後仕事をしていく上では行政書士との仕事の相性は抜群です。ダブルライセンスの先生もたくさんいます。
受件と実務は別だと割り切って下さい。

Answer 3

共通する科目は、憲法と民法しかありません
商法は、海商法なので
行政書士試験とは合致しません
海事代理士は２年前に受けて受かりましたが
貸金とダブル受験でしたがそれでも正直
相当きつかったです。

海事代理士試験は、過去問のパターン化です
合格マニュアルと海事六法を購入してひたすら解きます
自分が受けた時も少し出題傾向は変わってはきてはいましたが
とにかく暗記するのみです
科目は、１８教科ですし暗記力も必要です
ただ、単純作業ですがそれを繰り返せば
筆記試験の６割のラインは取れます。
筆記試験については、早く終われば
待合室で次の科目の勉強もできるという利点があります。

口述試験ですが
こちらは、４教科ですが過去問のままの出題ではありません
言い方を変えて出してきます
だいたい１教科５問の合計２０問ですので
１問２点なので４０点の６割で２４点取れれば合格です
助け舟を出してくれますが、海事法令に多少詳しくないと
正直きつい場面もあります
船舶法と船員法はおおよそそのままの言い回しの出題なので
ここで点数を稼ぐしかないです
海事代理士の口述の時点で行政書士試験では
追い込みの時期ですので
厳しい状況になるというのもあるかもしれません
業務的には、海事代理士行政書士はセットで持ってた方がいい場合もあるそうです。