解決済み
意外に思うかもしれませんが、日本語教師のための公的な資格(これを持たなければ日本語教師になれない)というものは、ありません。極端な話、あなたが「私は日本語教師です」と言えば、日本語教師になれるのです。 漫画家やミュージシャンと同じですね。 しかしながら、いくら何でもそれではひどいので、目安としての資格はいくつかあります。この場合の「目安」というのは、持たなくても欠格にはならないが、日本語教師という以上、持っていて当然でしょうねという意味です。 そうした「資格」の中に、例えば「日本語教育能力検定試験」というものがあります。よく「日本語能力試験」と間違えられるのですが、二つは全然違うものです。前者は教える能力を問うもの、後者は日本語の能力を問うもので主に外国人向けの試験です。 それ以外に、「日本語教師養成講座420時間コース」というものがあります。こちらは通信教育などでも比較的目に付くものですね。大学などでも、このコースを開設しているところはありますが、専門学校でも通信でも取得は可能です。 普通、日本語教師として仕事をしている人は、このどちらかまたは両方を持っている人です。ですから、あなたが「日本語の先生になりたい」ということであれば、どちらかの勉強を始めれば良いのです。 ただし、調べれば分かりますが、日本語教師を仕事として生計を立てていくことは非常に困難です。良くてアルバイト程度の仕事があればラッキーというくらいです。例えば一コマ(一回の授業)が2000円程度。これで一日8時間やれればともかく、実際には週3回、一日3コマ程度です。すると、週あたりの収入は18000円。おまけに普通のバイトと違い、準備や後の仕事(試験の採点など)もあります。こちらは無給です。 つまり今の仕事を辞めてまで目指すものでは無いという点は知っておいた方が良いでしょう。
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