ITパスポートとＭＯＳの違い 大学の授業の一環で、２月に ＩＴパスポート試験の対策講座が開かれることになりました…

Question

ITパスポートとＭＯＳの違い

大学の授業の一環で、２月に
ＩＴパスポート試験の対策講座が開かれることになりました。
受講しようかと思っているのですが、
そこでいくつか気になることがあり質問させていただきました。①ＩＴパスポート試験の内容

②ＩＴパスポートとＭＯＳの違い

ＩＴ関係の知識よりも就職してからも使えるような実技の面を学びたいのですが、
そうなった場合ＩＴパスポートとは目的が異なるのでしょうか？
また、就職に向けて実技を身に着けたいならＭＯＳに向けた勉強をした方がいいのでしょうか？

試験を受けて資格がほしいと思っているのはもちろんですが、
それ以上に勉強しながらパソコンの技術を身に着けたい気持ちが強いです。

受験勉強のように教科書を読んだり、内容を暗記して覚えたりするだけなら
正直受ける必要はあまりないかな…と思っています。

補足

ＩＴ系に進みたいと考えているわけではありません。（出版、メディア系希望）
どの職種であれパソコンは使えるべきだとは思いますが…。

Answer 1

ITパスポートの資格を取得しても（勉強しても）、パソコンの技術にはほとんど関係ありません。
ITパスポートでは「ストラテジ」「マネジメント」「テクノロジ」の３つのカテゴリーから出題されます。
ストラテジとは企業の戦略のこと、マネジメントは経営や組織・プロジェクトの管理を学びます。
つまりこの２つは企業運営の基礎を学ぶということです。、経営組織論や知的財産権、マーケティングや内部統制などがあります。
最後のテクノロジについてはコンピュータに関する内容ですが、２進数や１６進数、LANの構造、セキュリティポリシなど非常にベーシックな部分を学びますので、実際のパソコンの操作とはほとんど関係がありません。全くということはありませんが、少なくともパソコン操作の技術向上の目的とはかけ離れています。専門用語の意味を学ぶだけと言い換えてもいいかもしれません。

一方、MOSはWordやExcelの実践的な使い方を学びますので、仕事をこなす上では必要な知識と言えます。

『就職に向けて』の意味するところが履歴書にハクを付けたいということであればITパスポートですが、就職後にスムーズに仕事をこなしたいということであればMOSです。

ITパスポートの目的は、企業内活動を十分に把握して、それにうまくITを組み込んで円滑化・省力化する事です。ソフトウェアベンダーなどのIT業者に上手に発注できる人、とも言えます。

ITパスポートをMOS、「違いは？」というよりは同じ部分がほとんどありません。良く検討されてください。
とはいえ、どちらも１カ月も勉強すれば十分取得できますので、両方取っちゃうのがベターだと思います。