解決済み
薬剤師(国家資格)と、薬学科6年制の訳が知りたいです。そもそも、薬剤師さんて何にしても具合の悪い人の様子を診て お薬が販売出来るわけじゃないし、 絶対に医者の処方箋が必要なわけで、 処方箋に書かれているお薬を書かれた通りに調合したり袋に詰めたり して、最後に薬の適用方法や説明するだけですよね? 薬選びは医者の仕事。 袋詰めや、用途の説明(今は全て薬品ごとにPCデータがあり)だけで 別に、薬学科を6年も通わなきゃ試験すら受けられないような 仕事ですかね????? 4年の薬学科修了が必須も無駄なのに、何故2年も増やしたのですか? また、厚労省の気まぐれお遊びですか? 文科省の能無しですか? この国には無駄な資格が多すぎますが、 他の国家資格に比べ、薬剤師はズバ抜けて、 受験資格やらが厳しく感じます。 別に、高卒であってもある程度学ぶ気があれば 出来る職種ではないでしょうか?
処方ミスは医者のミスですよね? もし、病気に対して調剤も出来て(処方箋もかけて) なら6年の意味は分かります。 病名も分からず、医師から出された処方箋の間違いを 指摘したり、訂正したりしているのですか?? 薬害、それはどんな薬にも起こりうる事では? それを見つけているのは薬剤師ではなく患者では?
2,508閲覧
実際現場で働かないと想像つかないと思いますが、表で薬を渡すより、裏でこなす仕事のほうが重要で、 裏では、薬を用意する他に、 ・医師からの薬に関する質問の回答 ・処方箋の間違いを医師に問い合わせ ・患者さんの薬の問い合わせの電話応対 等をやっています。 医師からの問い合わせや処方箋間違いの訂正なんて、毎日何件もありますし、処方箋に書かれた通りに漫然と調剤やってたら、簡単に人が死にます。 パソコンで勝手にミスを探してくれるわけでは無く、医師からの質問に回答するにも、処方箋ミスに気付くのにも、ある程度は知識を要求されるので、最低限の受験資格は必要と思いますよ。 高卒くらいの知識しかなかったら、 医師の質問に回答不能で赤面するでしょうし、 ミスに気付けなくて間違った薬飲ませるのはよく起こりそうです。 確かに6年は無駄と思いますが、知識の無さが人を殺す可能性すらある仕事なので、大学卒業&国家試験合格はやはり最低限と思います。 補足 >病名も分からず、医師から出された処方箋の間違いを 指摘したり、訂正したりしているのですか?? そうですよ?? ・そもそも的外れな薬がでているケース(他の薬とジャンルが違う。併用しても効果上がらない等いろいろな的外れ) →医師が機械の操作ミスで別の薬を処方してしまった可能性・医師の勘違いしてる可能性があるので問い合わせ。 自分の専門外の科の患者さんが迷い込んでくる時、遠まわしに断らないタイプの医師は、そういった時によくミスをするので、こちらも警戒してミスが無いか探します。そもそも医師が質問してくるのは、そういった専門外の処方の時です。 ・用量が上限を超えている・用法が違う →意図を確認。医療事故に繋がった場合に、責任を明確にする意味合いでも、用量は適正な範囲に無い場合には問い合わせます。 ・他薬局の薬と併用不可の薬が出ている →医師が他に病院にかかってる事を知らない可能性があるので、問い合わせ。勿論併用不可なので大抵は問い合わせ後に処方削除。 カルテ無しの状態で病名を推測して、処方箋でおかしな要素を感じ取らないといけません。 処方箋上にヒントはたくさんあります。 薬から病名を逆算してあたりをつける事は出来ますし。性別・年齢・併用薬で絞ることも可能。 他にも保険の番号で疾患を特定できたり、様々な要素を総合して処方箋を眺めると、 間違いがあるときには処方箋で違和感を感じるのですが、 何も知識なしのままで処方箋を眺めても、多分何もわかりませんし仕事になりません。 個人的な結論は、 要領のよさとかで何とかなる仕事ではないので、さすがに最低限の教養は必要だという事です。
4人が参考になると回答しました
薬剤師です、でも臨床で調剤はしてません、薬学部の教員です。 質問者様のご意見は世間の人が思っている大部分にあたると思います。 実際に自分の大学の教員にも同じことを言う人はいます。 賛否両論があるのは当然で、いろんな方の意見を参考にしてください。 一応、「きれいごと」の説明として「臨床実習」という観点から、薬学部が 6 年制になった理由を説明します。 日本の医療系の資格は、国家試験に合格すれば与えられ、その仕事を行うことができます。 しかしながら、国家試験に合格したからといって、「即戦力」として現場で働けるのか ? というと、そんなことはありません。ここは欧米と比較されるところなのですが、日本の大学のカリキュラムは「参加型」になっていないと言われています。見学などがメインで実際の現場を「遠巻きに眺めているだけ」だと。しかし、欧米では学生も実際の現場に積極的に参加していくことが多く、大学を卒業し国家資格を手にした時には、一通りのことができるようになっているそうです。ちなみにこれは医者の話です。 この現状を日本もまずいと思ったのか、医師は免許取得後の 2 年間で必ず研修を受けるようになりました。この 2 年がやっと「参加できる機会」になるわけです。まず、このように日本の医学、医師免許についての認識が変わっていきました。 昔は「資格を持った人間が業務を行う」という認識でしたが、今は「実際に業務が出来ない人間には資格を与えない」というように認識が変わってきています。この「実際に業務が出来るかどうか」の一つの目安として、OSCE と臨床実習があるわけです。この 2 つを通して「最低限の業務に従事できる実技」を免許取得までに身につけさせようというのが現在の風潮です。 旧 4 年制の薬学部では病院実習は見学型の 1 ヶ月だけでした。これでは卒業しても実技は何もできません。最近では、実際に臨床で戦力になる薬剤師を養成する必要があると言われています。おそらく「チーム医療」が叫ばれ始めたことなども。その理由の 1 つの側面でしょう。そこで修業年限の拡大になります。主にこの年限の拡大は「臨床実習」をしっかりと実施するためという狙いがあります。聞いた話ですが、新課程のカリキュラム等の立案時には「薬学5年制」の可能性も検討されていたそうです。 まぁ、6 年制になったのは医学部を意識してかもしれませんけどね。 これから数年にわたって卒業してくる 6 年制出身の薬剤師がどれくらい変わっているのかは、患者の皆様に判断してもらいたいと思います。私の予想では「これまでと、しばらくは変化無い」だと思っています。 なぜなら、卒業してきた 6 年制卒の薬剤師の上司は皆、4 年制卒の薬剤師だからです。 4 年卒の薬剤師の意識を、もっと変えていく必要があると私は思っています。 そのためには日本の医療がもっと変わる必要もあるかもしれません。
1人が参考になると回答しました
根本的に量がおかしかったり、飲み合わせが悪いなどの間違いなら病名が判らなくても指摘・訂正できます それに処方薬を見れば薬剤師なら病名くらい判ります その病名と患者の訴えが間違っていないかなども確認・指摘します しかし全ての医師が薬剤師の指摘を聞いてくれる訳ではないのです 質問者さんのおっしゃるように、薬剤師は『処方箋に書かれているお薬を書かれた通りに調合したり袋に詰めたりして、最後に薬の適用方法や説明するだけ』だと思われています 本当は違うのですけれども… 日本は医師を特別扱いする傾向が強く、他の医療従事者は医師のオマケだと勘違いしている人も少なくありません そして、そんな世間の影響で、医師自身も医師が1番偉いと勘違いしている傾向があります 患者からは『医師の言う通りにして、話は病院で散々したから早く薬だけ頂戴』と言われ 医師からは『何も知らないくせに黙って言う通りに調剤すれば良い』と言われ ミスを少しでも減らすためには薬剤師がきちんと指摘し、医師に聞いてもらわなければいけません 少しでも薬剤師の話を聞いてもらうには薬剤師の地位向上が必要不可欠です 理想としては、薬に関しては医師と対等以上でなければいけません 実際、薬に関する知識は医師と対等以上にあります ただ、そこに社会的地位がついて来ていません 日本に薬剤師が根付いていないせいです 欧米のように古くから薬剤師制度がきちんとしている国では、薬剤師の地位は医師と同等以上だそうです そこで、薬学部を医学部と同じ6年制にし、薬剤師の質を向上させると共に、社会的地位の向上させる事も目的のひとつとなっています そして最終的には、患者ひとりひとりがより安全で高度な医療を受ける事に繋がっています いつか自分に良い事が返ってくる事だと思って、今後の薬剤師の動向を暖かく見守ってください
1人が参考になると回答しました
薬剤師です。 残念ながら、概ねあなたの仰ることで間違いはなさそうです。6年制も賛否両論なのは確かですが、否定派が圧倒的です。高卒ではさすがに・・・とは思いますけど。 一つ訂正があるとすれば、あなたの仰る薬剤師は保険調剤をしている薬剤師に限定されているところでしょうか。 病院薬剤師は選薬にも口を出しますし、大学によっては聴診器を持って副作用を診ている薬剤師もいます。 なお、現在は過渡期であり、「薬選びは医者の仕事」も揺るぎつつあります。もちろん決定権は医師にありますが。ただ、そのためには患者さんの病態の把握が必須であり今の薬剤師ではほぼ無理なのは言うまでもありません。 6年制になった本当の理由はググってください。それなりに的を射た理由がヒットすると思います。 繰り返しますが、現在は「過渡期」です。このまま2年増えただけになるのかは分かりませんね。日本の薬剤師は世界と比べて、社会的信用度は最低レベルです。それは貴方と同じ考えの人が大多数を占めているからにほかなりません。 >処方ミスは医者のミスですよね? あ、これは違います。以前はそのようになっていましたが、薬剤師も責任を負うようになってきました。 実際に、処方箋通りの薬を調剤しても、裁判で損害賠償を取られた判例が出てきています。
1人が参考になると回答しました
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
求人の検索結果を見る