知人がソニーかトヨタへの研究開発での就職を目指しています。学歴は東北大学の電気系院生です。厳しいですよね？

Question

知人がソニーかトヨタへの研究開発での就職を目指しています。学歴は東北大学の電気系院生です。厳しいですよね？

Answer 1

院生で厳しい以前に、それらの会社に入社するのが厳しいです。

ソニー、トヨタはご存じ学生が入社したい企業の上位にランクインする大企業です。

パナソニックの例を出しますが、新卒の入社倍率は１０倍を超えます。その２社も１０以上は軽く行くと思われます。角川やエイベックス、アナウンサー職よりは倍率は低いでしょうが、よほどの人間でないと採用されないと思った方がいいです。

ちなみに角川だと、３００倍を超え、アナウンサーは数千倍です。それらよりは低いでしょうが、結構厳しいです

Answer 2

sakurakiku563さん、gojira_gojira_gojiragayattekitaさん の回答の通りですが、「入社後研究開発につけるかどうかはわかりません」という点について、ちょっとだけ補足します。

ソニーのような大手企業における研究開発（Ｒ＆Ｄ）は、大抵、研究所における研究職（基礎研究、応用研究）と、事業部門（工場）における開発・設計職に分けられます。
日立製作所なら中央研究所、基礎研究所、東芝なら研究開発センター、などが研究所に該当します。
中には（株）富士通研究所、（株）豊田中央研究所のように研究部門を独立させている企業もあります。

研究職と、開発・設計職の違いは、一例ですが、こんな感じです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1166079511

中堅以下の国立や学卒の場合、製造技術、生産管理、技術サービス、メンテナンス、品質管理、調達などの、研究開発（Ｒ＆Ｄ）部門以外に配属されるケースも多くなりますが、東北大電気系修士であれば、その可能性は低いでしょう。ただし研究所配属は狭き門のようです。

もし研究所配属を狙うなら、sakurakiku563さん が言われているように、プラスαが欲しいですね。成績は言うに及びませんが、やはり学会発表の実績が欲しいです。電気系の研究室であれば、電子情報通信学会、応用物理学会、日本液晶学界、電気学会などでの発表実績があるのではないですか？研究室の先生や先輩方に相談されると良いでしょう。
あるいは、研究所の「ひも付き」で入社出来るなら、ベストです。通常、本社採用された総合職新卒は新人研修の後、配属先の示達を受けます。しかし博士卒になると事前に特定の研究所、さらには特定の研究部門に配属される事が決まっている場合も少なくありません。旧帝大クラスの修士卒でも（稀ですが）そういう例はあります。これを「ひも付き」と言います。研究所への会社訪問で、研究部門の部長クラス以上の面接で上手くアピール出来れば可能性が出てきます。
またインターンシップ制度を利用して研究所で研修できれば、是非活用したいです。

これも一読ください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1466367984

最後に、研究職も、開発職も、年収面での有利不利はありませんので、誤解無いように。どちらもやり甲斐のある仕事です。

Ｐ．Ｓ．最初の回答は、理工系の場合は無視してよいです。

Answer 3

東北大院（理系）なら十分可能だと思いますが・・・

>大学によってはじゃんけんなど場合もある

これ、本当です。私の家族の出身の院で実際そうでした（笑）
で、学校推薦もらったら、本人にかなり問題がない限りは、まず内定は出ると思います。旧帝レベルはそうだと思います。

>入社後研究開発につけるかどうかはわかりません。

こちらのほうが難しいと思います。院生時代の成績、論文、他の学生との比較になってくると思います。

kusadandyさんのご回答が素晴らしいのでちょっと余計ですが・・・私の家族は、学会発表はもちろん、学会の若手の会の幹事をやりましたが、それも高評価につながったようです。また、研究室に某超大手企業の部長クラスの人が社会人博士としてきていましたが、家族のことを熱心に「うちに来い」とくどいていました。家族はそこは受けなかったのですが＾＾；企業側も面接だけで見ているわけではないのだなと。

Answer 4

東北大電気系院卒ならほぼ全員が学校推薦で就職です。
学校推薦を貰えば、パナソニック級でも倍率はせいぜい２～３倍。
学校推薦をもらえる順番はたいてい成績順なので良い成績を取っておけば可能性は十分見えてくる。（大学によってはじゃんけんなど場合もある）
もちろん、学校推薦を貰えなくても自由応募で受けれますから、チャレンジ可能。

東北大学電気系院卒の人は、日本人の中でトヨタやパナソニックにもっとも入りやすい人と言っても過言ではありません。
というのも、大手メーカーでは理系の技術職はかなりの割合を学校推薦で採っているので、学校推薦のある専攻に属する人が極めて有利なのです。推薦のある専攻は基本的に電気系と機械系のみです。
他の選考でトヨタやパナソニックに入るには自由応募しか道はありませんので、倍率的に非常に険しいものになります。
また、学歴的にも東北大学は極めて高いです。
東北大学＋電気系＝日本でもっとも有利な層
といえます。
ちなみに私も慶か早の電気系院卒ですが、学校推薦で世界的大手メーカーです。

ただし、大手メーカーの中では唯一と言っていいですが、ソニーは学校推薦がありません。
私は学生時代、ソニーに学校推薦で行きたいと思っていましたが、私の就活初年度にソニーは学校推薦制度を廃止しました。
ソニーの学校推薦廃止により、大手メーカーで学校推薦が雪崩式に廃止されることも予想されましたが、現在まで大手メーカーはどの会社も廃止する様子はありません。
ただ、推薦を受けた学生を面接で落とす確率はやや上がっている模様。
昔は推薦＝採用でしたが、今は半数ぐらいは落とされるようです。
でも、他の企業の推薦は何回でももらえますし、自由応募に比べると受かる確率は桁違いです。

学校推薦は、企業は専攻にマッチした学生(電気･機械)をピンポイントで募集できます。
これらの学生は当然、メーカーの主幹をなす人材です。

学歴と仕事(文系事務職など)の能力や人間性は比例しません。
ですから、文系などでは近年、学歴を軽視する傾向になってきているので、いいことだと思います。

しかしながら、電気や機械の知識(研究者や技術者としての能力)は学歴・偏差値にだいたい比例しますよ。
ですから、学校推薦で高い学歴から順に電気や機械の優秀な学生を効率的に採る学校推薦は今後も廃止に至ることはないと見ています。